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最後の砦、延岡病院−寺尾公成院長に聞く

本紙掲載日:2021-02-11
1面
新型コロナウイルス感染症の対応などについて語った県立延岡病院の寺尾院長(撮影時だけマスクを外しています)

一時診療中止後−職員さらに厳しく自粛

◆コロナ以外の患者への高度医療を続けるために−
「ぜひ入館規制を守って」

 県北の2次、3次医療機関であり、感染症指定医療機関でもある県立延岡病院は、県内で新型コロナウイルス感染症の感染者が急増した1月以降、患者の対応に追われている。一時は同感染症専用病棟の看護師らが不足するなど逼迫(ひっぱく)した状況となり、地域の医療機関などと連携を図って乗り切ろうと懸命だ。同病院の寺尾公成院長に、これまでの状況や今後の対応などについて聞いた。

――1月7日から1カ月間、本県独自の緊急事態宣言が発令されました。発令前と後で対応はどう変化しましたか。

 県立延岡病院では救急を含め2次、3次医療を担っています。新型コロナウイルス感染症(以下「コロナ」)にも対応していますが、高度な医療を必要としているコロナ以外の患者さんの診療を止めるわけにはいきません。

 昨年12月、清掃業務委託会社の1人に感染が判明し、入退院や外来診療を一時中止しましたが、一日も早く再開できるよう全職員に対してPCR検査を行い、全員の陰性を確認して病院の安全性を担保した後、4日後には再開しました。

 職員から感染者を出さないようにするため、極力、日ごろ付き合いのない人との接触は避けるよう伝えています。発令後は会食・外食、外出、県外移動の自粛要請をさらに厳しくしました。来院者の入館規制も厳しくしました。

◆宮崎、都城市の病床不足にも対応

――重症患者を受け入れています。

 コロナの重症、中等症1と2、軽症の4段階のうち、主に中等症2以上をみています。

 重症患者の中にはコロナ肺炎の方だけでなく、手術や透析、心臓カテーテルなどが必要な方がコロナに感染している場合もあります。

 1月以降の第3波でコロナ肺炎の重症患者を数人受け入れています。都城市や宮崎市の病床が足りなくなった時は、都城市の患者も受け入れました。

 気管内挿管をした重症患者1人に対し、看護師が昼夜問わず常時2人必要です。コロナ専用の病棟を設けていますが、その病棟だけでは看護師が足りません。

◆小児科、日向病院と連携

 皆さんがコロナ感染対策をされているためか、最近は小児患者が減っています。そこで、小児科の病棟をいったん閉鎖し、看護師をコロナ専用の病棟に集中させることにしました。コロナ以外の小児患者は他の病棟で受け入れています。また、済生会日向病院にも協力をお願いし、コロナ感染以外の小児患者を受け入れていただいています。

――今後、新しい対応などは考えていますか。

 心筋梗塞やくも膜下出血などで搬送され、さらにコロナ陽性という重症例の場合のスタンバイ態勢をとっています。コロナ専用病棟だけでは対応できない場合、ICU(集中治療室)も使う態勢を考えています。現在、そのような重症例を想定し、ICUを使ったトレーニングを行っているところです。これまでも、コロナ感染患者の帝王切開を想定した手術室でのトレニーングも行ってきました。

――県北の皆さんに呼び掛けたいことは。

 実際にさまざまなコロナ重症例が増えれば、医療をそちらに注力しなくてはなりません。そうなると、コロナ以外の診療を縮小せざるを得なくなります。

 県北医療における〃最後の砦(とりで)〃として県立延岡病院を維持していくためには、職員が一人も感染しないようにしなければなりません。職員一人ひとりが感染対策を徹底した生活を営んでいくのはもちろんのこと、加えて、院内での人の流れをできるだけ減少させるためにも、ぜひ入館規制を守っていただきたいと思います。

 宮崎県北の地域医療を守る会のご努力もあり、コンビニ受診は以前より減っています。これからも有効に活用していただくために、県立延岡病院を皆さんで守っていただければと思います。

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