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2021新春インタビュー(23)−兒玉修九州保健福祉大学学長

本紙掲載日:2021-02-12
1面

夢中になれることは何か

◆見つけることが生きる力に

――昨年4月、新型コロナウイルス感染が拡大する中での就任でした。入学宣誓式の中止、オンライン授業の導入など対応に苦慮されたのではないでしょうか。

 国の緊急事態宣言を受け、授業が再開したのはオンラインが5月7日から、対面が6月1日から。日本に戻ることができない留学生や、発熱などで大学に来られない学生などには、その後もオンラインで対応しました。現在は基本、対面です。毎年11月に実施している学園祭「九保祭」は学生たちとも話し合い、やむなく今年度は中止を決めました。苦慮しているのは学外実習の確保です。計画していた福祉医療施設での受け入れが困難になりスケジュールがずれ込んでいます。一部を学内での実習に切り替えて懸命に対応しているところです。

――オンライン授業の導入に当たって混乱はありませんでしたか。

 担当の教員が段取りよく進めてくれ、実質1週間ほどで準備しました。教員には事前に講習を受けてもらい、自宅にインターネット環境がない学生には学内の情報処理室で受けてもらうよう対応しました。オンライン授業は私自身も初めての経験。笑い話のような小さなトラブルは多々ありましたが、予想外にスムーズにスタートできました。

――学生の精神的な不安には、どう対応してこられましたか。

 特に入学したばかりの1年生は不安だったと思います。1年生はチューター制で、いわゆる担任が決まっており、その教員から連絡を取ってもらっていたのですが、幸いなことに心配したほど深刻な悩みを訴える学生はいなかったようです。私は社会福祉学部の授業を担当していますが、学生たちの率直な思いをもっと知りたいと思い、昨年11月から月2回ほど他学部の学生5、6人とランチミーティングを開いています。「オンライン授業の時期は『つらい』と言いたかったけど、着替える必要がなかったので楽でした」などの本音を聞くことができます。

――運営する学校法人順正学園が昨年10月、入学検定料を無条件で免除すると発表しました。

 コロナ禍による受験生の負担軽減はもちろん、広く受験機会を確保したいという今年度限りの特別措置です。受験をあきらめないでいただきたい。そう強く願っています。

――今後、どのような価値観の転換が求められるとお考えですか。

 不安定な時代です。できること、できないことを決め付けず、さまざまな可能性を柔軟に探ることが大切です。また、見たり聞いたり触れたり感じたりする直接経験なしに学ぶことはできません。大学としては、対面授業をいかに意味のあるものにしていくかが問われています。

――未来を担う学生たちへ、今何を伝えたいですか。

 彼らの順応力や対応力は非常に高く、コロナ禍をそれほど悲観していません。不安定な時代であっても、自分の成長過程をしっかり自覚し、物語として語れるような学生生活を送ってほしい。そして、自分の可能性を得意か不得意かで判断しないでほしい。自分が夢中になれることは何か、それを一つでも見つけることが生きていく力になります。

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