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県民俗文化財答申受け指定

本紙掲載日:2021-02-19
1面
美郷町備長炭製炭技術保存会の備長炭製炭。写真は窯出しの作業風景(町教育委員会提供)
木造日蓮聖人坐像(公益財団法人美術院提供)

◆備長炭製炭技術−美郷町
 木造日蓮聖人坐像−門川町勝蓮寺

 県教委は18日、県文化財保護審議会(原田解会長)から答申のあった「美郷町備長炭製炭技術保存会の備長炭製炭」の県無形民俗文化財、「木造日蓮聖人坐像(にちれんしょうにんざぞう)」(門川町川内・勝蓮寺)の県有形文化財指定を決定したと発表した。県指定の無形民俗文化財は29件目、有形文化財は68件目となる。

 美郷町は、和歌山県、高知県と並び備長炭の三大生産地とされる。

 本県の中では江戸時代からの主要産地。明治時代以降も他地域の技術を取り込み、製炭法や窯の改良に取り組みながら独自の技術確立に努め、品質向上や増産を図ってきた。

 和歌山、高知で使用されているウバメガシが希少なため、美郷町では自生するアラカシを原木に使用。昭和30年代に愛知県から導入した小窯を使用し、窯内の温度を徐々に上昇させて原木を十分に乾燥させ、炭化・硬化させる製法を用いている。

 技術継承と後継者育成を目的として、2014年に町備長炭製炭技術保存会(上杉貴敬会長)が結成され、Iターンなど県外からの就労者も積極的に受け入れながら、製炭が続けられている。

 木造日蓮聖人坐像は高さ80・8センチで、墨書による内部の銘文から1394(応永元)年の制作と確認されている。鎌倉時代の肖像彫刻の様式を踏まえているとされているが、一木彫りに近い胴体部を凸型に形成、両足膝部前部を凹型にして接合するなど、平安時代前期を思わせる古い技法も用いられている。

 13〜14世紀の日蓮聖人像は全国的に見ても作例数が少なく、さらに木像は、銘文のある像としては九州最古という。制作時期も明らかであることから、中世日向の仏教史や、九州の中世仏像彫刻史を考察する上でも貴重な文化財となる。

 県教委は県文化財保護審議会から8日付で答申を受け、15日の2月定例教育委員会でこれら2件の文化財指定を決定。正式指定は公報告示後となり、県指定文化財の合計は232件となる予定。

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