臨床研修、新たに１病院指定
本紙掲載日：2021-02-19
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研修医定員３人増−県地域医療対策協議会
県地域医療対策協議会（会長・河野雅行県医師会長）は１５日、県企業局県電ホールで開き、新たに宮崎市郡医師会病院を基幹型臨床研修病院に指定し、２０２２年度から研修医の定員を３人増やすこととした。
臨床研修病院は現在、宮崎大学医学部付属病院、延岡など県立３病院を含む７医療機関で、２１年度の募集定員は１０２人。宮崎市郡医師会病院で新たに２人の受け入れが可能になり、県立宮崎病院の定員も１人追加する。
また、不足地域に若手医師を配置するキャリア形成プログラムは、古賀総合病院で実施している総合診療科コースを宮大付属病院の同コースに統廃合して、「ＡＬＬＭＩＹＡＺＡＫＩ（オール宮崎）総合診療専門医プログラム」を新設。行政や保健所勤務などで経験を積む公衆衛生医コースを新たに設ける。
本県のキャリア形成プログラムは、�＾綮媾こ愡餠發梁瀝燭鮗�けている�⊆�治医科大学を卒業��プログラム適用を希望―の医師が、原則として臨床研修を含め県内に９年間、うち４年間以上は医師不足地域に勤務することとしている。
だが、制度化されて間もないため趣旨が十分に浸透しておらず、誤解もあるため適用に同意を得ていない医学生がいるとして、宮大医学部医療人育成支援センターの小松弘幸教授が状況を説明。臨床研修を控えた学生には熱心に個別説明を続けていることなど苦労を語った。
これに対し、出席者からは「高校の指導現場で、決してキャリアを束縛するものではなくメリットが大きいことを伝えてほしい」として、自ら協力を申し出る意見もあった。