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(ラミネート加工は300円追加) |
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十屋市長、検討委方針を尊重−日向市
日向市立東郷病院を無床診療所へ移行する方針を示している十屋幸平市長は26日、市立東郷診療所(仮称)整備検討委員会の方針を尊重し、新築整備場所を「現東郷病院敷地」とする方針を明らかにした。この日開会した市議会3月定例会の冒頭で報告した。
十屋市長は「東郷地区区長公民館長会が区民を対象に実施した整備場所のアンケート結果で、最多の場所が『現東郷病院敷地』であったことなどを踏まえ、検討委員会で出された結果を尊重させていただくことにしていた」と理由を述べた。
併せて、市立東郷診療所(仮称)基本構想がまとまったことも報告。「新診療所の整備については、基本コンセプトを『地域に根ざし、保健、医療、介護、福祉の懸け橋となる診療所〜住み慣れたまちで安心して暮らし続けるために〜』とし、将来にわたり持続可能な医療の提供を行うことで、住民に信頼され、住民が住み慣れた地域で安心して医療が受けられる診療所を目指す」と述べた。
整備場所をめぐっては同検討委が昨年11月、道の駅とうごう内の東郷町農産加工施設「ふるさと味工房」を解体し、新築整備する方針を打ち出し、十屋幸平市長も同12月10日の市議会一般質問で方針を尊重する意向を示した。
しかし、地元住民や関係団体から反対の声が相次いだことから、同検討委は旧東郷町の10地区で組織する東郷区長会の意見を集約した上で再協議するとしたことから、同区長会は全世帯を対象に住民アンケートを実施。五つの候補地のうち「現東郷病院敷地」が過半数を超える最多得票を獲得した。同検討委では19日に再協議し、住民アンケート結果を尊重し、「現東郷病院敷地」を選定することを決めた。
検討委の方針は、市の特別職や幹部職員で組織する政策会議で24日に報告され、同基本構想案に反映された。同案は市議会に説明後、3月上旬に行う市民の意見募集(パブリックコメント)や、同中旬に2カ所で予定する住民説明会などを経て、今年度内に市が同基本構想を策定するという。
また、市は開会した3月定例会に、市立東郷診療所設置および管理条例案を上程しており、可決されれば4月から経営形態を変更し、「市立東郷診療所」としてスタートする。
新築する施設について、十屋市長は「2024年度の早い段階での供用開始を目指して準備を進めたい」と18日の市議会臨時会で明らかにした。