集まった寄付金余剰分を市へ−延岡星雲高
本紙掲載日：2021-04-03
3面
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先月、花火を打ち上げ−チーム線香花火
◆コロナ対策に−読谷山市長に贈る
「学生の力で延岡を元気にしたい」と先月１日に花火を打ち上げた県立延岡星雲高校「チーム線香花火」のメンバーが１日、延岡市役所を訪問。寄付金の余剰分を「コロナ対策に役立ててほしい」と、読谷山洋司市長に手渡した。
同チームは、同校で昨年度２年１組だった有志２３人で構成。そのうち５人が中心となり、企画立案から資金集め、花火師との打ち合わせなどを重ね、無事成功させた。
この日は代表の�睫變値佞気鵝複隠掘法�後藤桃さん（１７）、佐藤はなさん（１７）、黒田千種さん（１７）が訪れた。校内募金や高校生の思いに賛同した市民からの寄付金の余剰分４万３４５９円を延岡市に贈った。
読谷山市長に花火打ち上げの経緯を聞かれた�睫擇気鵑蓮屮灰蹈覆之从囘�にも精神的にも落ち込む中、延岡を元気づけようと学生の力で花火を打ち上げることにしました」と理由を説明。感染症対策として街頭募金を断念するなど資金集めに苦労したが、活動の趣旨に賛同した延岡商業高生徒会が協力し、各校で校内募金を行ったこと、夕刊デイリー新聞で花火打ち上げが告知されると、複数人から寄付が寄せられたことを紹介した。
読谷山市長は「ここまで実行するというのは難しいこと。とても素晴らしい」「いい経験をしていただいた上に、延岡市にこのような形でご寄付いただいて本当にありがたい。有効に使わせていただく」と感謝した。
感想を聞かれた４人は、「うれしい言葉をたくさん頂いた。やってよかった」「学生からの募金を売りにして新聞に載せてもらったが、その新聞を読んで一般の方から募金を頂き、優しさを感じた」「不安があったが、一人では無理でも仲間がいれば何でもできると感じた」など、それぞれ感想。「多くの人に支援していただき、協力してもらえた。これからも学生の力でみんなの心を動かすことができるよう頑張っていきたい」と話した。