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少子高齢化が加速

本紙掲載日:2021-04-09
1面

県人口・現住人口等調査−昨年10月1日現在

◆14歳以下14万563人、65歳以上34万5558人

 県が発表した「人口・現住人口等調査」によると、昨年10月1日現在の県内人口は106万3324人で、前年同日から8399人(0・78%)減少した。14歳以下の年少人口、15〜64歳の生産年齢人口が減少した一方、65歳以上の老年人口はさらに増加し、少子高齢化が加速する結果となった。

 県内の総人口は男性が50万560人で3801人(0・75%)減り、女性も56万2764人と4598人(0・81%)減少した。

 年齢3区分の年代別で、年少人口(0〜14歳)は1716人(1・21%)減少の14万563人で総人口に対する割合は13・33%と0・06ポイント縮小。生産年齢人口(15〜64歳)も9551人(1・65%)減の56万8278人、構成比で0・47ポイント低下の53・90%となった。

 一方、老年人口(65歳以上)は、34万5558人と2868人(0・84%)増え、構成比は32・77%と0・53ポイント上昇。総人口が1996年の117万7407人をピークに減少傾向にある中、老年人口比は当時の18・0%から上昇し続け、2016年からは3割超となっている。

 県外への転出者は2万1300人(前年比1248人減)、転入者は1万9068人(同1082人減)で、社会動態は2232人の減。このうち、年齢別で減少数が最も多かったのは15〜19歳の1740人で、次いで20〜24歳が1395人だった。

 出生者は7901人(同258人減)、死亡者は1万4068人(同303人増)で、自然動態はマイナス6167人。世帯数は47万2890世帯と2203世帯(0・47%)増えた一方で、1世帯当たりの平均人員は2・25人と0・03%減少した。

 同調査は5年ごとに実施される直近の国勢調査を踏まえ、その後の住民基本台帳法に基づき算出。調査結果は毎年度末ごろに発表している。

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