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延岡今山大師祭−16日・17日・18日

本紙掲載日:2021-04-15
5面

野中玄雄住職インタビュー

◆終息平和の祈りを込めて−お大師さんらしいにぎわいを

 県北に本格的な春の訪れを告げる延岡大師祭りが16〜18日の3日間、延岡市山下町の今山大師(野中玄雄住職)で行われる。昨年は新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、日程をひと月遅れとして関係者で法要を営むのみにとどめた。また、地域の人たちには自宅や離れた場所から今山の方向を拝む〃遙拝(ようはい)〃を勧めるという異例の最縮小開催だった。今年は、街中のイベントは自粛するものの、今山では法要のほかに大師像周辺でのイベントが計画されるなど、〃おだいっさん〃らしいにぎわいを演出する。野中住職に祭りへの思いを聞いた。

――昨年は最縮小開催でした。

 私たち関係者も当たり前のように4月になったらお大師さんのお祭りを行ってきましたが、その当たり前は当たり前でなくなってしまいました。コロナ禍で最縮小でのお祭りとなったことに「お大師さんがなくて寂しかった」「春から初夏に向けて季節の節目となるお祭りがないのは寂しい」というたくさんの声をいただきました。これには私も驚きましたし、同時にそれだけお祭りへ期待の声をいただいたことをありがたく思いました。

 今年のお祭りについても、コロナ禍の下でどこまでできるかということを私たち関係者も不安視し、自問しながら準備を進めてきました。現在の状況に鑑みて、特にお隣の日向市と東臼杵郡の皆さまには心からお見舞いを申し上げます。隣接の市町村の皆さまにとっても一日も早く終息すること、療養なさっている方々の一日も早いご回復を願っています。これらの思いも大切なこととして、お祭りの祈りに込めたいと考えています。

 例年と違った緊張感の中で開催です。

 コロナ禍にあってなぜお祭りを行うのか。また、ガイドラインにのっとって、何ができるかを考えながら計画を進めてきました。従ってコロナの感染状況が悪化した場合には、直前であっても行事の縮小や中止の決断をする方針に変わりはありません。

 世界中で300万人近い方が、国内でも9000人近い方が犠牲になられた。尊い命を失われた方々への慰霊の気持ち、ご遺族の方々のお悔やみの気持ち、そしてコロナ禍の大終息、地域経済の1日も早い復興、東京五輪パラリンピックの成功への願いを込めた祭りにしたい。さらに東日本大震災から10年という年です。地震の発生から毎年慰霊と復興を願って祈りを捧げていますが、そういったたくさんの気持ちが今年のテーマ

 「手を合わす終息平和のおだいっさん!」に込められています。

――参拝者の皆さんへメッセージを。

 国のガイドラインに、今年の初詣に関する留意事項がありました。お大師さんのお祭りでも同様の措置を取ります。特にマスクの着用は重要です。手指の消毒液を要所要所に設置し、本堂前の境内には手洗い鉢は自動で水が流れます。参拝の皆さまには、まずはマスクの着用と手指の消毒を徹底していただきたい。密になる状態が考えられるお接待所も、順路を示して参拝前後の密の発生防止に注力します。

 参拝の皆さまには感染防止対策にご協力いただいた上で、おだいっさんのお接待の心、思いやりの心を持ちながら、コロナの犠牲になられた方の慰霊や復興、回復を願って一緒に手を合わせていただければと思います。

 東京五輪・パラリンピックの聖火リレーも近づいて来ました。一日も早く終息して元の明るい地域に戻れますよう、ともどもにお祈りしたいですね。


◆今山大師祭の由来

 疫病封じを起源として1840年から始まったとされる。前年の39(天保10)年に、延岡で疫病がまん延。東海村(当時)に住んでいた満石幸蔵と貞三郎親子が四国八十八カ所を巡り、和歌山県の高野山から弘法大師像を今山に勧請(かんじょう)すると疫病は収まったという。

 以来、旧暦3月21日に毎年開催され、今日まで絶えることなく続いている。昨年は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で1カ月延期となり、5月に関係者のみの最縮小規模で法要行事を執り行った。


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