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5月2日、40周年記念コンサート

本紙掲載日:2021-04-28
6面

延岡少年少女合唱団−やさしい心をうたにのせて

 昨年10月に結成40年を迎えた延岡少年少女合唱団(工藤由紀子代表、17人)は、5月2日午後2時から、延岡市東浜砂町の延岡総合文化センター小ホールで定期演奏会を開く。40周年を記念して、特別ゲストに合唱作曲家の弓削田健介さん(佐賀県在住)を招く。入場無料。


◆音楽教員が結成−指導者関さんから工藤さんへ

 同団は1980年10月、延岡市内の小中学校で音楽を教えていた教員らが、「延岡の合唱の底上げを図ろう」と結成。当時は県合唱コンクールの市内予選が開かれており、小学校だけでも13校ほど出場していた。しかし、予選を通過して県大会に出場しても、入賞するのは宮崎市の学校ばかり。「悔しい」「指導力を高めたい」といった教員たちの熱い思いから、結成されたという。

 それぞれが指導する合唱部の児童生徒に声を掛け、団員を募った。結成式の日。延岡小学校(大貫町)の音楽室には小学校中学年−中学生の100人以上が集った。

 指導者として白羽の矢が立ったのが、小中学校で音楽を指導し、早期退職して自宅でピアノ教室を開いていた関孝さん(享年89)。立ち上げに関わった教員らはその後、転勤で延岡の地を離れることになるが、関さんは代表として、2014年4月に他界するまで指導を続けた。

 関さんの後を継ぎ、代表を務める工藤さん(63)は発足当初は新規採用されたばかりの教員。全くの未経験者で合唱部を担当し、「自分のスキルを磨きたい」と練習に通って子どもたちの世話をした。一時は転勤で団から離れた時期もあったが、再び延岡市内で勤務するようになると関さんからの誘いもあり、練習に足を運んだ。

 100人でスタートした合唱団だったが、15年ほど前には団員が工藤さんの長女・香菜子さん(25)たった一人になったことも。当時について工藤さんは「消えかかった時もあった。1年半から2年くらい歌えない時期があった」と振り返る。香菜子さんの友人を誘って合唱団の制服を着せ、合唱祭に出たこともある。「『一人になっても、歌いたい子がいたらやろうや』という関先生の言葉を信じて、ここまでつなぐことができた」

 現在は5歳の男児から中学2年生の女子まで、17人が在籍。「やさしい心をうたにのせて」を合言葉に、高千穂通の芽ばかり作業所で、毎週土曜日に練習している。園児の時から所属している団長の甲斐夕花さん(旭中2年)は、「他の学校の友達とも会えるので、毎回練習を楽しみにしている」と笑顔で話す。

 19年7月には東京都の児童合唱団「音羽ゆりかご会」を迎えた「童謡100年記念ジョイントコンサート」に県北児童合唱団のメンバーとして参加。同じステージに立ち、「我は海の子」「おぼろ月夜」など童謡を歌った。今月18日の「延岡今山大師祭」奉納演芸大会では3曲歌うなど、さまざまなイベントや祭りで歌声を披露している。

◇弓削田さん(合唱作曲家)迎え3部構成

 コンサートは3部構成。第1部は、「やさしい心をうたにのせて」をテーマに、「みかんの花咲く丘」や「橋の日の歌」「ひなたの真ん中で」など、同団の現在のレパートリー曲になっている6曲を披露する。指揮は工藤さん、ピアノ伴奏は村本文子さん。

 第2部は、弓削田健介さんによる「いのちと夢のコンサート」。歌と講演、そして団員との共演も予定。同団で歌い継がれ7ている「Tomorrow」(ミュージカル「アニー」より)をエンディングで歌う。団長の甲斐さんは「人数は少ないが楽しく頑張りたい」と意気込む。

 当日は感染症対策を実施して行う。入場の際に検温、手指消毒、マスク着用、連絡先の記入に協力を求める。感染の状況によっては無観客での実施、もしくは中止、弓削田さん出演を中止するなどの可能性があるため、「団や延岡総合文化センターのホームページで情報を確認してほしい」と呼び掛けている。問い合わせは延岡総合文化センター(電話延岡22・1855)まで。

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