県工業会会長に末次氏
本紙掲載日：2021-06-07
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人材育成など今年度事業推進
県工業会は２日、宮崎市の宮崎観光ホテルで第２９回定時総会を開き、新会長に旭化成上席執行役員延岡支社長の末次稔氏を選任した。前会長で現旭化成顧問の濱井研史氏は退任した。任期は来年の定時総会まで。
人事異動などの理由で退任することになった濱井氏ら４人の理事に替わり、末次氏ら４人を新理事に選任。これに伴って、４人の副会長のうち２人は王子製紙執行役員日南工事長の島�鷙聖瓠⊃係胸唆伴卍垢凌係狭案鷸瓩鯀�んだ。
新会長の末次氏は「会の目的は県の工業振興を通じ、地域社会を発展させること。重責だが、皆さんの力添えをいただいてしっかり前に進めたい」とあいさつ。前会長の濱井氏は「新型コロナで会本来の活動が思うようにできず心残り。今後もいろんな形で工業会を支援したい」と話していた。
総会ではこのほか、提言・要望活動や人材育成・確保、経営基盤の強化、交流・連携、広報活動などに関する事業を推進するための活動を盛り込んだ今年度事業計画（活動計画）案などを承認。
産業界が期待する人材の育成や地元定着促進のため、工業系高校や自治体などと連携し、地域の持続的な成長をけん引する職業人育成システム構築の研究・実践を行う「ひむか未来マイスター・ハイスクール事業」の推進に取り組むことなどを確認した。
総会終了後は、会員企業社員表彰式があり、永年勤続優良従業員表彰を宮安電機（延岡市）の黒木祐志さん、吉見（日向市）の松尾一馬さんら４人が授賞し、末次新会長から賞状と記念品を受けた。