基礎疾患ある６４歳以下対象

２１日から接種予約受け付け−延岡市

　延岡市は１４日、高齢者の次の段階として、基礎疾患を有する６４歳以下の市民を対象にした新型コロナワクチン接種の予約受け付けを、今月２１日から開始すると発表した。高齢者と並行して接種を進めていく。

　高齢者に加えて新たに対象となるのは、基礎疾患があって通院また入院しているか−、

　ＢＭＩ・肥満度（体重キロ÷〈身長メートル×身長メートル〉）が３０以上の市民−−。

　また、高齢者施設で実施している利用者を対象にした集団接種の際に、希望する施設従事者への接種も随時行っていく。

　国の基準に基づき、基礎疾患のある人への接種に年齢制限はないが（現行使用のファイザー製ワクチンは１２歳以上対象）、基礎疾患に該当するかを確認するため、予約は市のコールセンターのみで受け付ける。市は６４歳以下の市民には接種券を送付していないが、対象者は接種券がなくても予約できる。

　対象となる基礎疾患は次の通り。

【基礎疾患】慢性の呼吸器・心臓（高血圧含む）腎臓・肝臓（肝硬変など）の病気▽インスリンや飲み薬で治療中かほかの病気を併発している糖尿病▽血液の病気（鉄欠乏性貧血を除く）▽免疫機能が低下する病気（治療や緩和ケアを受けているがんを含む）▽ステロイドなど免疫機能を低下させる治療を受けている▽免疫異常に伴う神経疾患や神経筋疾患かそれが原因で身体機能が衰えた状態（呼吸障害など）▽染色体異常▽重症心身障害（重度の肢体不自由・知的障害が重複した状態）▽睡眠時無呼吸症候群▽重い精神疾患（精神疾患の治療のため入院している、精神障害者保健福祉手帳を所持している、または自立支援医療〈精神通院医療〉で「重度かつ継続」に該当する場合や）や知的障害（療育手帳を所持している場合）