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SDGsは「みんなが主役」

本紙掲載日:2021-06-18
6面

旭中で講演会

◆私たちの消費行動が世界につながる

 国連が掲げる持続可能な開発目標「SDGs(エスディージーズ)」について学ぶ講演会が11日、延岡市立旭中学校(池野宗宏校長、224人)であった。SDGs啓発の県内第一人者で日向市亀崎西のシンク・オブ・アザーズ代表、難波裕扶子さん(48)を講師に招き、3年生75人が参加した。

 タイトルは「SDGsを学ぶ、SDGsで学ぶ」。難波さんはまず「私たちは未来の世代のエネルギーを借りて暮らしている」と語り、このままだといずれ底を突き「未来には何も残らない」と忠告した。

 そして現代を上流、未来を下流とした「流しそうめん」に例え、誰もエネルギーを独占せず、全員が流しそうめんを食べられる世の中、「持続可能な社会」をつくるための17の目標が「SDGs」だと説明。実現には「地球が一丸となって協力することが必要不可欠」と強調した。

 また「世界はつながっている」と難波さん。例としてカカオ、コットン、植物油脂を挙げた。これらを作るために子どもが過酷な労働環境で働かされたり、大量の森林が伐採されたりしており「私たちが安い商品を求めすぎたことが原因。私たちの消費行動が、世界の気候変動や社会の不安につながっている。私たちも世界の『起点』」と、一人一人の心掛けの大切さを呼び掛けた。

 後半は、4人一組の班で、SDGs17個の目標を、大事だと思う順に並べるワークショップに取り組んだ。

 並べる順番は班によってさまざま。「これが解決すれば、すべてがうまくいく」と「平和と公正をすべての人に」を一番上に並べた班、「経済より国民の健康が大事」という理由から「貧困をなくそう」「飢餓をゼロに」「すべての人に健康と福祉を」の三つを一番上に並べた班、「すべてが大事だ」と、順番を決めずに円形に並べた班など、多種多様な形が見られた。

 ワークショップを終え、難波さんは「これが多様性」と話し、違いがあるからこそ美しく、SDGsは「みんなが主役」だと語った。

 環境に配慮した商品を率先して購入する「エシカル消費」など、SDGsに関連したさまざまな取り組みの紹介もあった。一人一人が意識していけば、遠い国々で無理やり働かされている子どもたちや、伐採される木々の多くを救うことにつながると強調し、「1歩踏み出せば解決の一部になれる。100人の1歩が大切だ」と呼び掛けた。

 2組の佐藤汰臥(たいが)さんは「SDGsについて聞いたことはあったが、深く考えたことはなかった。きょう学んだことを、普段生活していく中で意識していきたい」と話した。

 講演の最後に難波さんは、「無理はしないように。自己犠牲は持続不可能」と話し、「仲間をつくるなどして、SDGsの活動を楽しんでほしい」と語った。

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