第２１回野口賞を募集

顕著な業績・企業、個人が対象−顕彰会

◆学術・産業の奨励賞も−

　野口遵顕彰会（吉玉典生会長）は、独自の事業拡大、研究開発、技術開発を行い、顕著な業績を挙げた県内の企業や個人に贈る「第２１回野口賞」の応募を受け付けている。賞金１００万円。学術振興と産業振興の奨励賞もある。奨励賞は賞金５０万円。

　同一企業からの応募、推薦は１件まで。受賞候補者は原則代表者１人だが、対等な立場での共同経営者、または共同研究者がいる場合は、複数人を候補者として応募できる。過去の奨励賞受賞者が受賞テーマをさらに追加、充実させた内容での再応募も可能。

　また、選考の結果、野口賞に該当しない場合も、学術部門、産業部門別に設けている学術振興奨励賞と産業振興奨励賞を授与する可能性がある。

　評価のポイントは「創造性」「技術性」「社会性」「収益性」「適合性」の５項目。選考委員会が書類審査、必要に応じて現地調査やヒヤリングを行い、受賞者を選出する。

　所定の応募・推薦書に必要事項を記入し、顕彰会事務局に送付すればよい。応募・推薦書は顕彰会ホームページなどから入手できる。他薦、自薦は問わない。締め切りは７月３１日。発表は１０月初旬、表彰は１１月中旬を予定。

　野口賞は、旭化成の創業者で日本の電気、化学事業界の先駆者である野口遵の功績を顕彰し設立された。県内で精力的に活動する事業者を応援するため、毎年公募を行っている。

　応募先は、野口遵顕彰会事務局（〒８８２―０８２４延岡市中央通３の５の１延岡商工会議所内、電話延岡３３・６６６６、ファクス延岡３３・６６８２）。