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大成功、初の収穫祭

本紙掲載日:2021-06-23
3面
活動拠点の畑で記念写真に収まる「WAWAWAかわざか」のメンバー
トウモロコシの収穫を行う参加者(提供写真)

農業を子や孫に−WAWAWAかわざか

◆団結力で輪を広げたい−延岡市北川町川坂

 農業の担い手不足が社会問題となる中、「農業を子や孫に継承していきたい」と、延岡市北川町川坂地区に今年2月、女性グループ「WAWAWAかわざか」(甲斐明子代表、10人)が誕生した。収穫祭が今月20日に同地区の畑で初めてあり、参加した約70人がトウモロコシの収穫体験や試食に笑顔を見せた。

 「WAWAWA」は、「輪になって話して笑おう」という思いが由来。甲斐代表は「川坂が大好き」という40〜80代までのメンバーが、「川坂活性化のために『したい』、『したい』という思いであっという間に集まった」と笑う。

 ほとんどが農業未経験者。発足日の2月7日に地区内で使われていなかった畑を活用し「初めてやるなら」と地域の人らに勧められたトウモロコシ「ゴールドラッシュ」とカボチャ「スイートタックル」の種をまいた。毎日交代で畑に通い、草取りや水やりなどと手入れ。その姿に周囲の男性も力仕事などで協力してくれるという。

 発足直後に作ったピンク色のTシャツと、地域の人が手作りしてくれたおそろいの帽子がトレードマーク。会社勤めのメンバーも多く、当番の日に通ってきて作業を続けている。「楽しく、仲良く」のモットー通りに笑顔が絶えない。発足から1カ月に1回は地区内のごみ拾いも続けてきた。

 2月に種をまいたトウモロコシとカボチャを今月4日に初めて収穫。5、12日にそのトウモロコシとカボチャを「道の駅北川はゆま」で店頭販売。「すごい勢いで売れた」と笑顔で話した。

 収穫祭は発足の目的の一つでもある継承の意味を込めて「農業に親しんでほしい」と計画。子ども会や地域住民に声を掛けたほか、地域で百歳体操に取り組む「さんさんクラブ」会員を招待。子どもたちはトウモロコシ畑に入り、収穫を体験した。

 また、さんさんクラブ会員には、収穫したカボチャやトウモロコシを使ってメンバーが調理した煮しめやとうもろこしご飯のほか、ゆでトウモロコシ、酢の物、蒸しパンなどの手料理を振る舞った。会員たちは心のこもった手料理に舌鼓を打ち、「こんげごちそうがあるとは思わんかった」と笑顔。大きなカボチャの販売会もあり、威勢のいいユニークな売り方が会員を喜ばせ、あっという間に完売した。

 甲斐代表によると、コロナ禍による自粛で、近くに住む人同士でも会えない時期が長く続いていたそうで、農業活動によって「みんなに会えるようになった」と喜ぶ。

 大成功の収穫祭を終え、記念写真に収まったメンバーは「やってよかった。涙が出るくらいうれしい。子どもたちもお年寄りも喜んでくれた」と満足顔。現在、約千平方メートルの畑を管理し、サツマイモとパプリカを植えている。また、ポップコーン用の種を植え、収穫から加工までを行い、オリジナルを販売する夢も描く。今後も、収穫祭等を計画しており、「せっかく続けた活動。どんどん会員を増やし、若い人たちにつなげていきたい」と先を見据える。

「地域で〃わ〃をつくることで、つながり合って、老後の独りぼっちも解消していきたい。チームワークを発揮して、そこにつなげていければ」。どこにも負けない団結力で、農業と地域の輪つくりに励む。

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