２年ぶり切符、安堵の４人−延岡

女子４００メートルリレー

　女子４００メートルリレーは、けがでメンバー全員が本調子でない中挑んだ延岡が堂々の４位。一昨年の先輩たちに続くインターハイ出場に「ほっとした」と安堵（あんど）する一方で、「（２位の）宮崎北に勝って宮崎県１位を取りたかった」と、県総体に続く敗戦を悔やんだ。

　「フライングをせずにつなぐことだけを考えた」と言う１走・河野裕菜（１年）が期待以上の走りを見せ、２走のエース・中富優依（同）へ。１００メートル決勝後の疲労が残る中、「（後に控える）先輩２人に比べたらレベルの低いけが。先輩たちの分、とにかく全力で追っ掛けた」と主将・松村萌花（３年）にバトンパス。個人種目を棄権し、リレーに絞った４走・荒木真帆（２年）が４位でゴールした。

　インターハイに向け「４７秒台半ばの記録を出して先輩たちを超えたい。準決勝まで進めれば」と松村。荒木は「萌花さんにとってラスト。悔いが残らないよう頑張りたい」と意気込んだ。


◇「恩返しの気持ちで」
女子２００メートルで２位、１００メートルで３位・延岡１年の中富優依
「大会期間中、足が本調子ではなかったが、他校の先生にマッサージを紹介してもらうなど、いろんな人が支えてくれたので、恩返しの気持ちで走った。全国大会となると尊敬する選手もいっぱい集まる。得るものを得て、自分のものにできるようにして帰ってきたい。１００メートルで１１秒台、２００メートルで２４秒台を目指す」


◇「結果に満足」
女子走り幅跳び３位・延岡３年の松村萌花
（大会直前の肉離れで状態が悪い中、自己ベストを更新）「けががなければもっといい結果が出せたのではないかと思うと悔しいが、ランキング７位で出場し、この結果に満足している。１年時にリレーで先輩たちとインハイに出場したが、今回は自分の種目も出場を決めた。インハイで引退なので、いつも以上のやる気と気合でベストを更新できれば」