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高校生が難問に挑戦

本紙掲載日:2021-11-11
7面
実技競技に挑む延岡高Aチーム

科学の甲子園全国切符は宮崎西A

◆県北から延岡、延学出場

 「第11回科学の甲子園」県予選(県教育庁高校教育課主催)が7日、県庁防災庁舎で開かれた。延岡高校や延岡学園高校を含む県内の高校9校から19チーム(114人)が出場。個人の力とチームワークで科学の難問に挑んだ。

 科学の甲子園は「広げよう科学の輪、活(い)かそう科学の英知」をテーマに開催。各チームは1、2年生の計6人で構成し、物理、科学、生物、地学、数学、情報の6分野の筆記競技と、科学的探求が求められる実技競技の総合点を競った。

 実技競技では、プラスチック製の透明な直方体の箱の内部に、チームで考えてきた仕組みを決められた時間内で工作。傾きの変えられる斜面上に箱を置いて徐々に傾きを加え、最も倒れやすい構造と最も倒れにくい構造を競った。

 審査の結果、優勝は宮崎西高A(総合得点163点)、2位は宮崎大宮高A(同152点)、3位は宮崎西高C(同131点)だった。延岡高A、Bと延岡学園A〜Cは惜しくも上位入賞は成らなかった。

 予選後、延岡高Aの阿部晏志さん(17)=メディカルサイエンス科2年=は「難問をチームで考え解決できた時の達成感が楽しく、昨年に続いて同じメンバーで参加した。他校の作品を見て、いろんな考えがあることが学べた」と話していた。

 優勝した宮崎西高Aは、茨城県つくば市で来年3月に開催される全国大会への出場権を獲得した。

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