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効果実感、ハイビームと反射材

本紙掲載日:2021-12-01
3面
夜間の車からの見え方を実験、確認する延岡市交通少年団員ら(西階総合運動公園駐車場)

延岡市交通少年団−夜間歩行訓練で実験

 延岡市交通少年団(松本蓮団長)は11月27日、夜間歩行訓練を実施し、参加した団員約20人と保護者らは夕暮れ時の歩道を歩いて反射材着用の効果などを実感した。

 体力増強と交通安全に関する知識を深めてもらおうと、市「めひかり交通安全」対策本部が企画。同市本小路の市社会教育センターに集合した参加者は、基本的な交通ルールをおさらいし、午後5時ごろから西階総合運動公園までの約3キロを歩いた。

 すっかり日も暮れた野球場前では延岡警察署の指導で、車からの歩行者の見え方を実験。パトカーの先に並べた赤、青、白、黒、オレンジ色の布で覆った三角コーン(標識塔)にヘッドライトを当てると、赤や黒は全く認識できず、ハイビームに切り替えるだけでまったく見え方が違うことも知った。

 同じように、横断歩行者が反射材を着けていないと発見が難しく、着用する部位が多いほど見えやすいことも体験。対向車のライトの陰に入った横断者が見えなくなる「蒸発現象」や、夜道では対向車の真横にいる人がまったく見えなくなることも間近まで近づいて確認した。

 参加した団員の佐川千和さん(延岡小5年)は、「まだ明るい時間から歩いたが、ライトを付けていない車が多かった。車を運転する人には歩行者に注意してほしいし、自分たちも目立つ格好をしなければいけないと感じた」と振り返った。

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