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ビオラの苗、千本植える

本紙掲載日:2021-12-04
1面
花の苗を植栽する岡富中1年生(2日午後)

コノハナロード−岡富中1年生

 春に向けて種まきや苗の植え付けが始まっている延岡市野地町の五ケ瀬川右岸側堤防(通称・コノハナロード)に2日、近くの岡富中学校(粟田茂樹校長、308人)1年生113人が訪れ、東広場の花壇にビオラの苗千本を植栽した。

 同広場に花壇が整備された2017年から毎年実施している取り組み。同所を整備するNPO法人コノハナロード延岡市民応援隊(松田庄司理事長)の会員の指導を受け、丁寧に作業した。

 松田理事長(79)は生徒を前に、延岡インター線の降り口であるため「ここは延岡の玄関口でお迎えするところ。ゆっくり丁寧に植えて」と呼び掛け。続いて花壇担当の山下康彦さん(81)は、色のバランスを見て配置すること、根元をしっかりとほぐして植えることなどを説明した。

 生徒は学級別に作業。「黄色を持って来て」「青を返して」など、互いに声を掛け合いながら2色の花を配置後、移植ゴテで丁寧に植え、約1時間で植栽を終えた。

 田邊こころさん(13)は「いつも通るときにきれいだなと思っていたので、植えたことで責任と誇りを感じた。成長し、今以上にきれいになった花の姿を見るのが楽しみ」と笑顔。山下颯太さん(13)は「こんなに多くを植えることはないので楽しかった。僕たちが植えた花を見て、少しでも元気な気持ちになってくれたら」と話した。

 同所では来年2月19、20日に延岡花物語の「このはなウオーク」が2年ぶりに開催される予定。

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