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コロナリポート−第5波感染拡大

本紙掲載日:2021-12-08
1面
増床した延岡共立病院の感染症病棟の病室(提供写真)

延岡共立病院その時(上)

◆受け入れ患者延べ719人、県内でも最多
 増加予想し備え、施設間連携も

 「業務連絡をします。患者さん搬送のため、医療用エレベーターを○時○分まで、停止いたします」。院内放送が、新型コロナウイルス感染症患者の入院を淡々と告げる。

 感染症病棟の看護師は酸素や車椅子などを用意し、患者を迎えに1階へと向かう。出迎えた際は、マスクやフェースシールド越しでも柔らかい表情を意識している。不安を少しでも和らげるためだ。

 放送は退院や診察の際も流れた。そのたびに専用の動線が確保され、エレベーターが消毒された。第5波期間中、延岡市山月町の延岡共立病院(赤須晃治院長)の職員は、多くて1日4回以上この対応を繰り返していた。

 県によると、6月21日〜10月3日の第5波の総感染者数は、10月3日時点で3059人。昨年11月15日〜今年3月7日の第3波の1576人、今年3月27日〜6月20日の第4波の1112人をはるかにしのぐ。クラスター発生件数などでも第3、4波を上回った。

 過去最大のダメージを受けたこの約3カ月間、入院協力医療機関である同院は、県内の病院で最も患者を受け入れていた。

 入院数は1日最大27人。8月19日からは、1日20人以上の日が約1カ月続いた。感染症病棟を開設した8月12日から10月6日に閉鎖するまで、県北を中心とした中等症患者延べ719人を受け入れた。

 それでも医療が逼迫(ひっぱく)しなかったのは「第5波に備えて個別に病床数を増やし、県立延岡病院やビジネスホテルフクハラ(同市紺屋町にある県北地区の無症状者の宿泊療養施設)と密に連携したから」。赤須院長はそう語る。

 新型コロナウイルスは感染症法上、結核や鳥インフルエンザなどと同じ第2類相当の感染症に指定され、診療所やクリニックでは診察できない。そのため、第4波を経験した同院は「次は中等症患者が必ず増える」と予測。6月15日に病床数を19から34に増床し、感染爆発に備えていた。

 施設同士の連携も奏功した。九州保健福祉大学薬学部元教授の佐藤圭創医師(県新型コロナウイルス感染症対策調整本部特任医師)を中心に、無症状の陽性者はフクハラ、重症患者は県立延岡病院に振り分けた。

 重傷者が回復した場合は、同院や同市の医師会病院が受け入れるなど逆搬送システムを採用。赤須院長は「症状の進行が早い患者が多かったが、うまく協力できた」と振り返る。

          ◇         ◇

 新型コロナウイルス感染症第5波の期間中、県内で最も患者を受け入れた延岡共立病院の医師や看護師を取材した。

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