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共生社会の実現を目指して−人権セミナー

本紙掲載日:2021-12-13
7面
人権セミナーの一環で講演した今井心子さん(左)と総二郎さん

今井さん親子(川南町)が講演

 川南町の今井心子さん(47)と重度の障害がある息子の総二郎さん(19)が9日、延岡市のカルチャープラザのべおかで「地域で自分らしく生きるために〜寝たきり僕と母ちゃんの奮闘記」の演題で講演し、これまでの取り組みや今後の夢などについて話した。

 講演は同市と市教委、市人権啓発推進協議会主催の今年度人権セミナーの一環。障害がある人もない人も同じように暮らせる社会を目指す「ノーマライゼーション」の理念の普及などを目的に実施した。

 総二郎さんは「自分でお風呂に入ったりご飯を食べたりすることができないので、生活のすべてにおいて人の力を借りて生きています。いろんな道具の力も借りて生きています」と自己紹介した。

 心子さんは「総二郎は仮死状態で生まれた。脳性まひを告げられた時、丈夫に生んであげられなくてごめん、という思いでいっぱいだった」などと、妊娠から出産を振り返った。

 地元の小学校に通えるよう働き掛けたこと、さまざまな場所に積極的に連れ出したことなど、地域で生きていくために行ってきた活動も紹介。「思い通りにならないことは多いが、楽しく生きていけている」と語った。

 総二郎さんも自分が能動的に取り組んだ活動を紹介。予約しなければ電車に乗車できない規則の改善をJRに要望した際は「僕が乗りやすくなったらみんなも使いやすくなる、と伝えました」と話した。

 心子さんは今年4月、高鍋町で一般社団法人「バリアフリーサークルこゆ」を立ち上げ、共生社会の実現を目指して活動中。総二郎さんは支援学校を卒業後、宮崎市の障害者自立応援センターに通い、同センターの車の管理などを行っている。

 心子さんは今後について「障害のある人々がありのままでいられる社会を目指し、啓発活動などに取り組みたい」と抱負。総二郎さんは「地元で1人暮らししたいです」などと夢を語った。

 講演の最後は総二郎さんがあいさつ。「わざわざお招きいただき、ありがとうございました。気を付けてお帰りください。ご清聴、ありがとうございました」と締めくくった。今月4〜10日は人権週間だった。

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