一般廃棄物最終処分場・検討委が第３回委員会

２次候補地に１２カ所−日向東臼杵広域連合

　日向市、門川町、美郷町、諸塚村、椎葉村の１市２町２村で構成する日向東臼杵広域連合（連合長・十屋幸平日向市長）は１６日、新設し２０３１年度から供用開始を予定している次期一般廃棄物最終処分場の２次候補地に１２カ所を選定した。門川町役場で同日開かれた用地選定検討委員会（委員長・土手裕宮崎大学工学部教授、１０人）の第３回委員会（一部非公開）で決まった。今後は、来年３月の第４回委員会で３カ所程度に絞り込み、住民説明会などを実施して同８月をめどに最終候補地を選定する。

　同日は各候補地の斜面勾配、幹線道路までの距離、希少動植物生息の有無、公共施設までの距離、下流域の水道水源の有無、浸水想定区域の有無などの基準を点数化して評価。１次候補地３４カ所から１２カ所を２次候補地に選定し、大字程度まで公表した。

　一般廃棄物最終処分場とは、家庭などから出た「燃やせるごみ」を焼却した後に残る灰や、不燃物からリサイクルできる部分を取り除いた後の残りかすなどを埋め立てる施設。現在使用している日向市富高の同市一般廃棄物最終処分場は、３１年度に埋め立て終了の時期を迎える。

　次回の第４回委員会は来年３月に予定されており、今回選定した２次候補地１２カ所から、３カ所程度を３次候補地として選定する。同連合によると、３次候補地の公表後、各候補地で住民説明会を開く予定という。

今回公表された２次候補地１２カ所は次の通り。

門川町門川尾末１カ所▽同町川内１カ所▽美郷町西郷田代５カ所▽同町西郷立石１カ所▽同町南郷水清谷３カ所（うち１カ所は公募）▽諸塚村家代１カ所