ＢＦＣ防火作品展、２３日まで−イオン延岡

ポスター・書写・標語−特選５０点を展示

　火事の恐ろしさや防火の大切さを作品で表現する「第６２回ＢＦＣ防火作品展」の特選作品が、延岡市旭町のイオン延岡店で開かれている。２３日まで。観覧無料。主催は延岡市少年消防クラブ連絡協議会。

　ＢＦＣは、「Ｂｏｙｓ（ａｎｄｇｉｒｌｓ）ＦｉｒｅＣｌｕｂ」の略称で、全国的には「少年消防クラブ」と称される防火・防災思想の普及を目的とした自主的な防災組織。全国では約４５００クラブがあり、約４１万人が活動している。

　延岡市では１９５０年、国家消防庁（現在の総務省消防庁）によるクラブ結成の勧奨を受け、東小学校で結成。現在、市内では小学校２８校（６２７１人）、中学校１８校（３３７０人）、特別支援学校１校（１１４人）が加盟している。

　作品展は主な活動の一つで、今回は市内の小中学生からポスターの部に１２７３点、書写の部に４９４１点、標語の部に３６３０点の合わせて９８４４点が寄せられた。

　会場には審査の結果、特選に輝いた５０作品（ポスターの部１２点、書写の部２９点、標語の部９点）を展示。このうち、ポスターの部の作品は、火災に対する危機意識を高めるイラストが子どもたちの視点でありありと描かれている。

　同協議会事務局の市消防本部予防課によると、特選作品５点（ポスターの部２点、標語の部３点）については、火災予防啓発用のポスターとチラシに採用。作成後、春季全国火災予防運動などで市内の学校、保育園、事業所に配布、防火思想の向上に役立てるという。