食料品、日用品５０セットを無料配布

コロナ下の学生を支援−子どもネットワークのべおか

◆２５日午後３時から南方東コミュニティセンター

　コロナ下でアルバイトの収入が減少するなど、生活に困窮する高校生や大学生を支援しようと、子どもネットワークのべおか（堀之内健吾理事長）は、２５日午後３時から延岡市西階町の南方東コミュニティセンターで「学生生活応援イベント」を開く。食料品の詰め合わせ５０セットを無料配布するほか、日用品なども配布予定という。

　子ども食堂や子どものいる家庭に食料や日用品などを届ける「子ども宅食」、夏休みの学習支援、居場所づくりなどさまざまな支援に取り組んでいる同ネットワーク。多くの人とつながる中で、学費や生活費を自身でまかなっている学生も多く、コロナ禍で厳しい状況にあることを耳にしたという。

　同ネットワークには、同世代の子どもを持つスタッフが多く、「学費を出すことがどれほど大変か身にしみて分かっていた」と平野ひろみ副理事長。「私たちにできることは限られているが、何かの足しになれば」と企画した。

当日は、リラクゼーションルーム「リップ」（岩永たまき代表、伊達町）が同ネットワーク支援のために先月開いた「チャリテーマーケット」の益金を一部活用。普段、調味料寄付などで支援しているＭＥＧＡドン・キホーテ延岡店（川口尚介店長、塩浜町）に依頼し、缶詰やレトルト食品などを準備した。

　この他、生理用品やティッシュなどの生活用品、菓子、米などを必要な分持ち帰ってもらう予定。活動を通し、「『助けて』って言っていい。『一人じゃないよ』というメッセージが伝われば」と平野さん。物資の搬入や受け渡し、会場設営等を手伝うボランティアも募集中。「活動を知ってもらうことやつながることも目的にしているので、困った経験がある人や現在困っている人にもボランティアとして参加してほしい」と呼び掛けている。問い合わせは子どもネットワークのべおか（電話延岡２０・２５６８）。