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国文祭・芸文祭延岡市実行委が解散

本紙掲載日:2021-12-25
7面

「継続できるものは継続を」

 7月3日から10月17日まで開催された第35回国民文化祭・みやざき、第20回全国障害者芸術・文化祭みやざき大会の延岡市実行委員会は16日、第8回総会を市役所で開いた。事業報告や決算報告などが承認され、実行委員会は会則に従い解散した。

 事業報告では、実行委主催の17事業、計33イベントについて、担当者が内容や来場者数などを詳しく説明した。感染者数の増加で、5イベントの開催を断念。内容を縮小、入場者数を制限、日程を変更するなどして実施できた事業が多くあったことを紹介した。

 また、中学生を対象に当日ボランティアを募り、運営を手伝いながら文化に触れさせたり、小学生を招待し、舞台を鑑賞させたりしたことも説明した。

 委員からは「交流人口の増加につなげるため、事業のうち継続ができるものは『えんぱく』(延岡商工会議所が中心となって、毎年行っている体験交流イベント)などと連携して続けてほしい」「(開催できなかったイベントについて今後)行政としてもバックアップして何とか実現させてほしい」などの意見が寄せられた。

 この他、同実行委の残余財産は会則に従って市に帰属することなども承認された。会長を務めた読谷山洋司市長は「ご指摘の通り、国文祭・芸文祭が終わったら終わりというわけではない。この国文祭・芸文祭を通して多くの、新たな貴重な文化のスタート台ができたのは皆さんのおかげ」と尽力に感謝した。

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