2025年2月
1日 (土)

掲載日: 2025/1/21(2面)

製品技術・工夫に触れて-日向工高で出前授業

 旭化成メディカルMTと東郷メディキットの製品に触れながら医療関連機器産業について学ぶ生徒ら
旭化成メディカルMTと東郷メディキットの製品に触れながら医療関連機器産業について学ぶ生徒ら

医療関連機器メーカー2社

 県北に製造拠点がある医療関連機器メーカーの旭化成メディカルMT(本社・大分市)と東郷メディキット(本社・東京)が15日、県立日向工業高校(二見宗英校長、298人)で、機械科と電気科の1年生計71人を対象にした出前授業を実施した。県が「東九州メディカルバレー構想」推進の一環として企画した。

 はじめに県の担当者が、宮崎・大分両県には旭化成メディカルや東郷メディキットなど医療機器の製造拠点が多くあり、その特徴を生かしてさらなる関連企業の集積を目指し、2010年にスタートした東九州メディカルバレー構想について紹介した。

 また、医療関連機器産業は、人口減少や高齢化に伴いさらなる医療人材の確保が求められることや、世界の人口増加により発展途上国を中心とした医療ニーズの高まりで、今後も成長が期待できると説明。国も研究開発を推進している重点分野だと語った。

 この後、両社がそれぞれの会社グループの特徴や、自社製品、世界や社会に果たしている貢献などについて説明。旭化成メディカルMTは血液透析のろ過器や、薬剤製造に欠かせないウイルス除去フィルター、東郷メディキットはさまざまな用途に応じた注射や点滴用の針、検査や治療で体内に挿入するカテーテル用のシースなどを持参した。

 生徒たちは製品に直接触れながら、精巧な技術と、安全で使いやすいよう工夫された作りなどを実感。両社とも開発の経緯や原料、製造工程などについて紹介しながら、製造が追い付かないほど世界各国から必要とされている分野であることや、製品化後も改良を重ねていることなどを伝えた。

 詳細は、本紙へ。
 県北に製造拠点がある医療関連機器メーカーの旭化成メディカルMT(本社・大分市)と東郷メディキット(本社・東京)が15日、県立日向工業高校(二見宗英校長、298人)で、機械科と電気科の1年生計71人を対象にした出前授業を実施した。県が「東九州メディカルバレー構想」推進の一環として企画した。

 はじめに県の担当者が、宮崎・大分両県…
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