身を守り、高台へ避難－官民参加し総合防災訓練

　日向市の２０２４年度総合防災訓練が２６日、寺迫小学校を拠点とする南部地域を中心に市内全域で行われた。市民や地域団体、企業をはじめ、自衛隊や警察・消防など防災機関の関係者ら計約１５００人が参加して、大地震や津波災害への対策を確認した。

　南海トラフ地震が発生したとの想定で、市民らは揺れが収まるまでの間、その場で身を守る行動を実践。その後、津波が来ることが予想されるとして、最寄りの高台などへの避難が呼び掛けられた。

　南部地域では引き続き、寺迫小と美々津小、旧幸脇小の体育館に避難所が開設され、近隣住民の受け入れを開始。海岸部の一時避難場所からはマイクロバスも使って、住民らを学校に運んだ。

　また、陸上自衛隊第４３普通科連隊や日向警察署、市消防本部・消防団などはバイクやドローンも使って、安否不明者の捜索や救助を訓練した。

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