掲載日:
2025/2/1(8面)
災害時こそ、食べ慣れた味を-延岡
とよ姫隊「発災後の食事」を学ぶ
今後30年以内の発生確率が80%程度と言われている南海トラフ巨大地震。日向灘を震源とする地震が相次ぎ、防災への関心が高まる中、延岡市消防団の女性消防隊「とよ姫隊」(富士持正美隊長、16人)は「発災後」の対策に注目した取り組みを実践している。その一つとして実施した隊員向けの「発災後の食事」についての講座を紹介する。
2024年11月、延岡市社会教育センターで開かれた「『もしもに備える』防災・即メシ講座」。とよ姫隊の隊員のほか、市消防団の幹部、市消防本部の職員など22人が参加し、管理栄養士で防災士の吉田紋子さん=同市在住=を講師に、水やガスなどが寸断された状況下でもおいしく調理できる高密度ポリエチレン袋を使ったレシピを学んだ。
吉田さんはまず、家庭で用意しておくべき水や食べ物などの備蓄について「できれば7日分はあるのが望ましいが、それぞれの家の事情によっても変わってくる」と指摘。例えば住宅の耐震性に不安があったり、ハザードマップ上で確実に浸水すると分かっている場合は「備蓄よりも、持って逃げられる『非常持ち出し袋』に重きを置いた備えを」と呼び掛けた。
その上で、高密度ポリエチレン袋を使った調理について、簡単な上に洗い物が出ない▽加熱するとしても湯煎なので、お湯を使い回しできる▽においが出にくいなどさまざまな利点があることを紹介。簡単に楽しく仕上げられるため、「心の負担を和らげる効果も期待できる」とした。
詳細、本紙へ。
2024年11月、延岡市社会教育センターで開かれた「『もしもに備える』防災・即メシ講座」。とよ姫隊の隊員のほか、市消防団の幹部、市消防本部の職員など22人が参加し、管理栄養士で防災士の吉田紋子さん=同市在住=を講師に、水やガスなどが寸断された状況下でもおいしく調理できる高密度ポリエチレン袋を使ったレシピを学んだ。
吉田さんはまず、家庭で用意しておくべき水や食べ物などの備蓄について「できれば7日分はあるのが望ましいが、それぞれの家の事情によっても変わってくる」と指摘。例えば住宅の耐震性に不安があったり、ハザードマップ上で確実に浸水すると分かっている場合は「備蓄よりも、持って逃げられる『非常持ち出し袋』に重きを置いた備えを」と呼び掛けた。
その上で、高密度ポリエチレン袋を使った調理について、簡単な上に洗い物が出ない▽加熱するとしても湯煎なので、お湯を使い回しできる▽においが出にくいなどさまざまな利点があることを紹介。簡単に楽しく仕上げられるため、「心の負担を和らげる効果も期待できる」とした。
詳細、本紙へ。
今後30年以内の発生確率が80%程度と言われている南海トラフ巨大地震。日向灘を震源とする地震が相次ぎ、防災への関心が高まる中、延岡市消防団の女性消防隊「とよ姫隊」(富士持正美隊長、16人)は「発災後」の対策に注目した取り組みを実践している。その一つとして実施した隊員向けの「発災後の食事」についての講座を紹介する。
2024年…
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