本紙掲載日:2023-01-04
(1面)

2023年がスタート

日向市の仕事始め式(4日午前、日向市役所)

官公庁、事業所は仕事始め式

 新しい年、2023年がスタートした。官公庁や主立った事業所は4日が仕事始め式、新年にさらなる飛躍を誓った。旭化成延岡の工場では初荷式が行われ、最初の製品を積んだトラックを見送った。



◆「原点に立ち返り頑張って」−延岡市
 読谷山市長、3密避け、メッセージ

 延岡市は、3密を避けるため読谷山洋司市長が庁内にメッセージを放送。昨年9月の台風14号災害からの復興・復旧に向け、「職員の皆さんにも、さらに頑張っていただきたい。内水対策については、次の出水期までにスピード感をもって取り組んでほしい」と述べた。

 また、円安などで製造業の日本回帰の動きが出ていることに触れ、「延岡市にとって、人口流出に歯止めを掛けるためにも企業誘致にしっかり取り組む必要がある。その戦略を構築していく」と述べた。

 同市は今年、市制施行90周年を迎える。旭化成創業者の野口遵が初志貫徹したエピソードなどを紹介し、「私たちは何のために公務員になったのか。原点に立ち返り、野口さんのエピソードを振り返りながら頑張ってほしい」と期待した。


◆笑顔で暮らせる元気なまちを−日向市
 黒木副市長、あいさつネット配信

 日向市の仕事始め式は4日、市役所4階委員会室で黒木秀樹副市長、今村卓也教育長をはじめ部課長ら約50人が出席して行われた。副市長のあいさつは、インターネットで庁内に配信され、他の職員らは自席のパソコンなどで聞いた。

 黒木副市長は、「細島港19号岸壁の整備事業化の決定のほか、富島高野球部の夏の甲子園出場、富島中ラグビー部の全国大会準優勝など中高生が元気と希望を与えてくれた。一方で、台風14号の甚大な被害、鳥インフルエンザの発生など危機管理の難しさを再認識した年だった」と昨年を振り返り、新型コロナの集団接種や台風被害への対応、鳥インフルエンザの消毒作業など職員の協力に感謝し、労をねぎらった。

 また、年頭の三つのお願いとして、市民が笑顔で暮らせる元気なまちを取り戻すための一歩前進。常に危機意識と当事者意識を持った危機管理。職員一人一人が何をすべきか考え、お互いを信頼し、チームのために行動する組織としての取り組みを呼び掛けた。

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