高品質な製品を世界中に

旭化成恒富地区３工場が初荷式

　繊維製品や医療用ガーゼ、ウイルス除去フィルターなどを生産する旭化成恒富地区３工場の初荷式は４日、延岡市旭町の同地区工場正門であり、出席した関係者約５０人が新年最初の荷を積んだトラックを見送った。

　代表あいさつに立った�眥顛唇譽戰鵐戰襯姐�場長は、コロナ禍の影響で低調だった海外市場の回復傾向に触れながら「サプライチェーンに注視しつつ、高品質な製品を世界中のお客さまに提供できるよう安全・安心操業に取り組んでいく」。同じくセンコー東九州車輌支店の椎原真也支店長は「今年は卯（うさぎ）年。成長、飛躍の年になる。安全、安心、安定輸送を下支えしていけるよう頑張っていく」とそれぞれ新年の抱負を語った。

　センコー東九州車輌支店の一ノ瀬真さんによる運転手宣誓、同主管支店恒富出張所の佐藤正勝さんのタッチアンドコール発声、旭化成労働組合延岡支部の堺勝彦支部長による万歳三唱が行われた後に発車。出席者は初荷を積んだトラック４台を拍手で送り出した。

　３工場は、衣料素材や医療用ガーゼなどのベンベルグ工場、新型コロナ抗原検査キットに使われるナノアクトのバイオマテリアル事業推進部、ウイルス除去フィルターのメディカルＭＴプラノバ工場で、初荷としてベンベルグ１０トン、ベンリーゼ１０トン、ナノアクト８０万テスト分、プラノバフィルター６００平方メートルが国内外に出荷された。