本紙掲載日:2023-01-05
(1面)

スポーツパーク整備、2月3日まで意見募集−延岡市

延岡市スポーツパークの整備候補地となっている妙田公園西広場

候補地・妙田公園西広場−24年度着工25年度に利用開始予定

◆スケートコート/3オン3コート

 年齢を問わず多くの市民が楽しめるスポーツパークの整備を目指している延岡市は、整備基本方針案を作成した。同市長浜町の妙田公園西広場を候補地とし、スケートコートと3オン3バスケットボールコートを設置する。5日から基本方針案をホームページなどで公表し、2月3日まで市民の意見を募集する。

 若者に人気があるスケートボードや3オン3バスケットボール、BMXなどアーバンスポーツは、2021年に開催された東京五輪で正式種目となり、全国的に競技人口が増加。市内でもアーバンスポーツを楽しむ光景は増えてきたが、安全に楽しめる場所がないため、市民から施設整備を求める要望が出ていた。

 市は昨年8月、有識者や関係団体、学生ら15人で構成する整備検討委員会を設置。会議や県内の施設視察を行い、委員の意見を踏まえ、整備方針案をまとめた。

 スポーツパークのコンセプトは、「大人から子どもまでが楽しめる施設」「地域の魅力となる施設」「協働による施設整備」。市有地で、整備可能な一定の面積を確保できるほか、音など地域住民への影響などを考慮し、ヘルストピア延岡の南隣にある妙田公園西広場(敷地面積2600平方メートル)を候補地とした。

 スケートコートは約1300平方メートル。コンクリート舗装の路面やセクションと呼ばれる構造物を設置し、スケートボードやインラインスケート、BMXなどの利用を可能とする。

 3オン3バスケットボールコートは2面。このうち1面は子どもが優先して利用できるなど、利用制限やコート仕様を検討することにしている。

 このほか、フェンスと照明設備を設置。必要に応じて防球対策工事なども行う。同広場に現在設置されている「あずまや」は移設する。

 概算事業費は設計、工事合わせて1億2800万円、年間の修繕・運営管理費は340万円を目安としている。

 今後は2023年度に実施設計を作り、24年度に着工、25年度に利用開始する予定。

 市は現在、スケートボードの暫定的な練習場所を同市土々呂町の土々呂公園駐車場の一部に整備中。来年1月ごろ利用開始を予定している。

 基本方針案は市ホームページの他に情報公開センター(市役所2階)、経営政策課(同6階)、市民スペース(同1階)、各総合支所の市民サービス課、各支所、市立図書館、駅前複合施設エンクロスなどで閲覧できる。

 意見提出ができるのは市内に在住、勤務、在学している人などが対象。意見に名前、住所、年齢を記入し、経営政策課か各総合支所の市民サービス課に提出。郵送(〒882―8686延岡市東本小路2の1延岡市企画部経営政策課市民協働係)、ファクス(延岡22・7090)、電子メール(kyodo@city.nobeoka.miyazaki.jp)でも受け付けている。

 問い合わせは経営政策課市民協働係(電話延岡22・7079)まで。

その他の記事/過去の記事

印刷には対応しておりません。
当サイトは、閲覧のみになります。

写真の販売:https://stg-yukan-daily.epitas.com/provider/
写真販売所ガイド:https://yukan-daily.co.jp/photo-guide/page/