県内経済界トップらがあいさつ

新年賀詞交歓会−宮崎商工会議所

　宮崎商工会議所（米良充典会頭）が主催する２０２３新年賀詞交歓会が４日、宮崎市の宮崎観光ホテルで開かれた。県内経済界のトップや企業・団体代表、国会議員、県など行政機関幹部ら約８００人が出席し、新春のあいさつを交わした。

　今年のえと「卯（うさぎ）」年生まれの年男と年女が壇上で鏡開きをして開会。米良会頭は「未来は極めて繊細。高いアンテナと感受性、本当かうそかを見極める鈍感力を磨き、皆の力で心一つに一生懸命頑張っていきたい」とあいさつ。

　続いて、米良会頭の「心を一つに県のため、隣人のために乾杯」の発声に合わせ、新型コロナウイルス感染防止対策として心の声で乾杯した来場者は、知人や同テーブルの出席者と年のあいさつや名刺を交わし、交流を深めていた。

　宮崎銀行の平野亘也会長（延岡市出身）は「とにかく平和な一年になってくれることを祈りたい」、宮崎カーフェリーの郡司行敏社長（同）は「新船２隻体制を生かし、物流と観光の両面から地域経済に貢献していきたい」と抱負。

　米良会頭は「今年はＷＢＣ合宿、Ｇ７農業大臣会合などがある。しっかり宮崎を売り込みたい」、ＪＡ宮崎経済連の坂下栄次会長は「組織や農業振興などすべての問題に対し、原点をしっかり見つめ直して取り組んでいきたい」と話していた。