本紙掲載日:2023-01-05
(2面)

夢に向かって一歩ずつ成人式

高千穂町の二十歳の記念式典で、謝辞を述べる佐藤さん(4日、町自然休養村管理センター)
日之影町の「第73回はたちの集い」。新成人を代表して誓いの言葉を述べる佐藤寛哉さん(4日、役場町民多目的ホール)

社会を担う人として尽力

 高千穂町と日之影町で4日、成人式が行われ、華やかな振り袖やスーツに身を包んだ新成人が、式典を通して大人としての自覚と決意を新たにした。

◆二十歳の記念式典−高千穂町

 高千穂町の二十歳の記念式典は町自然休養村管理センターであり、対象者145人のうち111人が出席。旧交を温めるとともに大人としての自覚を新たにした。

 式では、甲斐宗之町長が出席者代表の落合果凜さんに二十歳の証、大敬太さんに記念品を手渡し「今後はますます社会人としての責任ある行動が期待されることになる。自覚と責任を持って大きく成長されることを望む」と式辞を述べ、本願和茂町議会副議長が祝辞を代読した。

 その後、出席者代表の佐藤鈴華さんが「進む道は違えど高千穂町出身者としての誇りを持ち、夢に向かって一歩ずつ歩んでいく」と決意。飯干統優さんが「自分たちを育ててくれた高千穂町に恩返しをしながら、立派な大人を目指す」、吉村沙羽羅さんが「私たち一人ひとりが主人公となり、さらに活気ある高千穂町の未来をつくっていく」と意見を発表した。


◆はたちの集い−日之影町

 日之影町の「第73回はたちの集い」は役場町民多目的ホールで開かれ、新成人30人のうち25人(男性14人、女性11人)が出席した。同町は昨年4月に民法改正で成人年齢が引き下げられたことにより、名称を「成人式」から「はたちの集い」に変更した。

 佐藤貢町長が新成人の代表に成人証書と記念品を贈り、「家族をはじめとする支えてくれた周囲の方々への感謝を忘れることなく、さらに大きく成長されることを望んでいる。はたちの集いを一つの節目として人生の将来図を描き、一つしかない人生を悔いを残さぬようそれぞれ活躍されることを願っている」と式辞。

 来賓の祝辞に続き、佐藤寛哉さん(20)が「これからも社会の秩序を守り、義務や責任を持って達成していくことが重要。私たちが生まれ、育ち、学んだ日之影町を愛し、社会を担う人として尽力していきます」と誓いの言葉を述べた。

 式典後には「はたちを祝う会」が開かれ、中学校時代の恩師3人のビデオメッセージの上映や抽選会などがあった。

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