本紙掲載日:2023-01-05
(9面)

「レギュラーを取る」

母校を訪れた阪神・小幡内野手=4日、延岡市

プロ野球阪神・小幡竜平内野手

◆5年目のシーズンへ好機

 延岡学園高出身で、阪神タイガースの小幡竜平内野手(22)が4日、延岡市大峡町の母校を訪れ、恩師らと再会。夕刊デイリー新聞社の取材に応え、5年目のシーズンを前に「本当にチャンスで、結果を出さないといけない年。レギュラーを取れるようしっかりやっていく」と語った。一問一答は次の通り。



−−フェニックスリーグでは攻守に活躍した。

打席の中で自分の強いスイングをと心掛け、対投手ではタイミングを早めに取ることを意識して良くなった。もっともっと良くしていけたら。

−−岡田彰布監督が就任。各メディアで「遊撃手は小幡」という発言をしている

評価していただいてありがたい。あとは自分が結果を出すことで、その期待に応えたい。

−−現在、意識して取り組んでいることは。

全体ですが、特に打撃。打たないとスタートから出られないので、そこのレベルアップを目指している。

◇普通の守備の究極目指す

−−評価されている守備は。

当たり前のゴロを当たり前にアウトにする。普通のプレーを普通にする。その究極を目指したい。

−−地元の大分市に帰省し、延岡市に立ち寄った。

先生たちに会いに来た。延岡は3年間お世話になり、一番いい環境で野球をさせてもらえた。またなんなら兄(7歳上の和弘さん=同校卒)のころから、ずっと来ている場所で、ヘルストピア延岡にもよく行っていた。優しく温かい周囲の人に恵まれ居心地のいい場所。なかなか会うことはできないが、お世話になった人にテレビで、一軍で活躍する姿を見せることで喜んでもらえたら。

−−スポーツに取り組む子どもたちへ。

苦しいことが多いだろうが、その中で楽しさを一番に持ってほしい。高校野球などステージが上がるたびに、どんどん苦しくなっていく。自分は野球の楽しさというのは変わらずに持ち続け、苦しいときにもっとうまくなれると思って取り組んでほしい。

【小幡竜平】184センチ、75キロ。18年ドラフト2位。1軍通算146試合に出場。昨季は49試合に出場し、初本塁打を含む13安打で打率1割8分8厘。秋のフェニックスリーグではサイクル安打を達成するなど打率3割8分と浮上のきっかけをつかんだ。強肩と素早い身のこなしを生かした守備には定評があり、岡田新監督が遊撃手のレギュラー候補と明言している。

その他の記事/過去の記事

印刷には対応しておりません。
当サイトは、閲覧のみになります。

写真の販売:https://stg-yukan-daily.epitas.com/provider/
写真販売所ガイド:https://yukan-daily.co.jp/photo-guide/page/