本紙掲載日:2023-01-06
(3面)

農園PRに五つのロゴ案発表

ロゴ案のプレゼンテーションを行う代表者(富島高校)

富島高商業マネジメント科1年生

◆S・Sファーム日向が依頼

 県立富島高校(小川晴彦校長、530人)の商業マネジメント科1年生のマーケティング班13人はこのほど、日向市内の農園で使用するロゴの作製に取り組んだ。同校でロゴ案のプレゼンテーションがあり、五つのグループ代表がロゴに込めた思いやコンセプト、デザインなどを発表した。

 市地域雇用創造協議会の伴走型支援事業の一環。同事業は、市内事業者を対象としたウェブマーケティングの活用による新分野進出、販路拡大などが目的。専門家のアドバイスなどを踏まえ、事業推進を支援する。

 今年度は二つの企業で同事業を実施し、ミニトマトやキクラゲなどを生産・販売するS・Sファーム日向(鈴木聖司代表、同市富高)は、自社をPRするロゴの作製を同校に依頼した。同班の生徒は、同ファームでの収穫、選果体験のほか、文化祭での活動発表などを通してロゴ作製のイメージを膨らませてきた。

 この日は、代表5人がロゴ案を披露。このうち、橋口唯さんは、同ファームでの体験を通して「トマトが丸くてツヤツヤしていた」「鮮やかな赤色だった」「小さい子どもでも食べやすいと感じた」などが印象に残ったと説明。「かわいらしさ」をコンセプトにロゴを作製したとし、「親しみやすく、覚えやすいよう赤と緑を基調にキャラクターとロゴを丸くした。見た目もかわいく、若い女性や小さな子どもたちに手に取ってもらいやすいと思う」と期待を込めた。

 全ての提案を視聴した鈴木代表は「さまざまな思いやコンセプトを込めて作製してもらいありがたい。提案のうち1点を選ぶことになるが、何かしらの形で全てのロゴを活用したい」と感謝した。

 今後は、同ファームのSNS(ソーシャルネットワークサービス)などを活用してWEBアンケートを実施。得票数、選択理由などを総合的に判断し、今月中旬ごろに採用作品1点を決めるという。

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