冬空に水のアーチ描く

年頭に消防出初め式−延岡市

　延岡市の２０２３年消防出初め式は８日、東浜砂町の妙田緑地公園などで開かれた。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、昨年に続いて関係者のみでの開催となった。

　同公園では午前８時に開式。市消防本部、市消防署、市消防団３支団から約４００人が集まり、団員らは号令と共に機敏な動きで整列。点検長を務めた読谷山洋司市長の点検を受けた。

　近くの鷺（さぎ）島橋下流護岸で行われた一斉放水では、約３０台の消防団車両がずらり。大瀬川に向けて水のアーチを描くと、澄み渡った冬空の下に虹が浮かび上がり、見物に訪れた人たちから大きな歓声が起こった。その後は、延岡総合文化センター北側市道で分列行進も行われた。

　北方、北川、北浦町の支団はそれぞれ地元会場で出初め式を実施。合同が恒例となっていた表彰状・感謝状授与者披露も各会場での実施となった。