本紙掲載日:2023-01-12
(3面)

警備部隊が災害警備訓練

ドアを取り外す県警広域緊急援助隊の警備部隊員(11日、県警察学校グラウンド)

県警広域緊急援助隊


 県警本部は11日、宮崎市の県警察学校グラウンドで災害警備訓練を行った。県警広域緊急援助隊の警備部隊の隊員ら約70人が参加。初動から救助作業までの流れ、連携態勢などを確認した。

 同援助隊は機動隊員らで構成される。訓練は隊員の対応力や技術向上などを目的に年に1、2回行っている。講師には、警察庁指定の広域技能指導官として同庁の豊島崇警部補を招いた。

 警備部隊員は、土砂に埋まった車両から運転手を救助する訓練を実施。意識や脈などの状態を確認した後、リアガラスを割って担架に乗せた。ドアを重機で取り外し、運転席側から救助するパターンにも取り組んだ。

 このほか、座学で救助の手順や健康状態をチェックする初期評価の方法などを学んだ。県警機動隊の永岡栄作小隊長は「高いレベルの有意義な訓練になった。現場では冷静な判断と連携が求められる。日々訓練を継続し、有事に備えたい」と話した。

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