本紙掲載日:2023-01-12
(9面)

土木への理解深める

建設現場を見学する延岡工業高校の生徒ら(延岡市民体育館北側)

市内4カ所で「現場見学会」−延岡工高

 県立延岡工業高校(山内武幸校長、695人)土木科の1年生39人はこのほど、延岡市内の工事現場を巡る「現場見学会」を行い、〃土木〃への関心と理解を高めた。

 国土交通省が、県延岡土木事務所、延岡市役所、延岡地区建設業協会、測量設計業協会延岡支部らと協同して取り組む「土木の日」の関連授業。この日は、延岡河川国道事務所と延岡土木事務所管内の4カ所を見学した。

 このうち、サブアリーナの整備が進む新県体育館(延岡市大貫町)の現場では、「杭(くい)工事」「地上躯体(くたい)工事」など完成までの工事の工程や、鉄筋コンクリートと木造屋根を組み合わせた珍しい構造について学習。木をクレーンでつり上げ、斜めに組み合わせるように連ねて屋根を形作る「トラス工事」の大規模な作業も見学、生徒たちは工夫が凝らされた技術への理解を深めた。

 甲斐大貴さん(16)は「実物を見ると、構造物には繊細な技術が多く詰め込まれていて、造っている人たちの思いが伝わってきた。写真では見られない場所も見ることができて、勉強になった」と話していた。

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