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「魅力伝えたい」盡久美子さん(延岡市)
◆「まずはやってみて」完成させ自信、認知症予防にも 糸とくぎで神秘的な模様が浮かび上がる糸掛け曼荼羅(まんだら)。延岡市沖田町在住の盡久美子さん(63)は、ワークショップを通して、その魅力を広めている。 糸掛け曼荼羅は、板に打ち付けたくぎに色鮮やかな糸を順番に掛けていくことで生まれるアート作品。糸を掛けるうちに、徐々に模様が現れる。順番に掛けることが大事で、「掛け間違っていると違和感がある」という。 盡さんは、数年前にテレビで糸掛け曼荼羅を知り、これまで全く知らなかった世界の作品に衝撃を受けた。市駅前複合施設エンクロスであったワークショップに参加したことを手始めに技術を学び、講師の資格を取得した。 糸掛け曼荼羅は、糸を掛けていくうちに心が自然と無になり、ストレス発散や、うつ病を患っている人に効果があるといわれている。高齢者には指先の運動になり、認知症の予防につながる。子どもの場合は、規則通りに糸を掛けることで図形をイメージできるようになることから、学習に取り入れている学校もあるという。 盡さんは、アロマオイルのさまざまな効能を勉強し、エッセンシャルオイルスタイリストの資格も持っていることを生かして、香る糸を使った曼荼羅づくりに挑戦している。一昨年、同市幸町の虎彦サロンで開いた作品展で、「この糸から香りが出たらもっといいと思う」という来場者の一言が、新たな作品づくりのヒントとなった。 香りは痛みよりも脳に届くスピードが速いとされ、アルツハイマーが改善された事例があるという。香りを作品に取り入れることで、そのような効果が期待できるほか、虫が嫌う香りの糸を使用することで虫除けに−と、実用的な使い方もできる。 市内のコミュニティセンターで高齢者に指導した際には「私は不器用だから」と話していた参加者が、実際に作品を完成させたことで自信を持ったケースがあったという。盡さんは、作品を通じて参加者が良い方向へ変わる姿を見て、「『自分はできない』と最初から壁をつくらないで。マイナスな言葉を使わず、まずはやってみてほしい」と呼び掛けている。 糸掛け曼荼羅の魅力を多くの人に知ってほしいと願う盡さんだが、現在は新型コロナウイルスの影響で活動が制限されており、自宅と市内の施設でワークショップを開いている。ただし、自宅会場は女性のみ受け付けている。
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「魅力伝えたい」盡久美子さん(延岡市)
◆「まずはやってみて」完成させ自信、認知症予防にも
糸とくぎで神秘的な模様が浮かび上がる糸掛け曼荼羅(まんだら)。延岡市沖田町在住の盡久美子さん(63)は、ワークショップを通して、その魅力を広めている。
糸掛け曼荼羅は、板に打ち付けたくぎに色鮮やかな糸を順番に掛けていくことで生まれるアート作品。糸を掛けるうちに、徐々に模様が現れる。順番に掛けることが大事で、「掛け間違っていると違和感がある」という。
盡さんは、数年前にテレビで糸掛け曼荼羅を知り、これまで全く知らなかった世界の作品に衝撃を受けた。市駅前複合施設エンクロスであったワークショップに参加したことを手始めに技術を学び、講師の資格を取得した。
糸掛け曼荼羅は、糸を掛けていくうちに心が自然と無になり、ストレス発散や、うつ病を患っている人に効果があるといわれている。高齢者には指先の運動になり、認知症の予防につながる。子どもの場合は、規則通りに糸を掛けることで図形をイメージできるようになることから、学習に取り入れている学校もあるという。
盡さんは、アロマオイルのさまざまな効能を勉強し、エッセンシャルオイルスタイリストの資格も持っていることを生かして、香る糸を使った曼荼羅づくりに挑戦している。一昨年、同市幸町の虎彦サロンで開いた作品展で、「この糸から香りが出たらもっといいと思う」という来場者の一言が、新たな作品づくりのヒントとなった。
香りは痛みよりも脳に届くスピードが速いとされ、アルツハイマーが改善された事例があるという。香りを作品に取り入れることで、そのような効果が期待できるほか、虫が嫌う香りの糸を使用することで虫除けに−と、実用的な使い方もできる。
市内のコミュニティセンターで高齢者に指導した際には「私は不器用だから」と話していた参加者が、実際に作品を完成させたことで自信を持ったケースがあったという。盡さんは、作品を通じて参加者が良い方向へ変わる姿を見て、「『自分はできない』と最初から壁をつくらないで。マイナスな言葉を使わず、まずはやってみてほしい」と呼び掛けている。
糸掛け曼荼羅の魅力を多くの人に知ってほしいと願う盡さんだが、現在は新型コロナウイルスの影響で活動が制限されており、自宅と市内の施設でワークショップを開いている。ただし、自宅会場は女性のみ受け付けている。