本紙掲載日:2023-01-14
(7面)

縁起の良い花びら8枚

カネノナルキを育てている吉本社長。つぼみが多く、これからが見頃
花びらが5枚の花が多い中、一輪だけが8枚。隣は6枚

大喜建設、カネノナルキが開花−延岡

 延岡市浜町の総合建設業、大喜建設(吉本哲社長)の事務所で、カネノナルキに花びらが8枚の花が咲き、話題になっている。

 育て始めたきっかけは、約30年前に同社が知人の家を建てたこと。屋上に温室を造るほど植物好きだった知人が、同じく植物好きの吉本社長(70)に長さ約30センチの枝を分けてくれた。その枝を接ぎ木して育ててきた。

 同社では、毎年1月から3月にかけて開花する。通り掛かる人や友人から枝分けしてほしいと言われると快く受けており、これまでに枝分けした人数は数え切れないほど。

 花は小さく淡いピンクで、花びらの数は通常4、5枚。ところが今年は吉本社長が偶然、8枚の花を発見。妻の麗子さん(71)が友人らに写真を送ると、「すごいですね」「ご主人あっぱれ」などと返信があったという。吉本社長は「(8という数字は)末広がりで縁起が良い。9枚以上を見つけるのが楽しみ」と目を細めた。

 カネノナルキは南アフリカ原産の多肉植物。和名はフチベニベンケイで、園芸ではカゲツとも呼ばれている。カネノナルキという呼び方は、丸い葉の形がコインに似ていることから、英語名を「DollarPlant」というのに由来する−など諸説ある。

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