本紙掲載日:2023-01-16
(7面)

延岡学園8連覇−男子団体

全国高校柔道県予選

◆個人は4階級を制す

 第45回全国高校柔道選手権大会県予選会は14、15日、宮崎市のひなた武道館であった。男子の延岡学園は団体で8連覇を達成(中止を含め8大会連続18回目の優勝)。個人は5階級中4階級を制した。優勝者は3月20、21日に東京・日本武道館である全国大会出場を決めた。結果は本紙へ。


◆中軸がぶれない強さ

 延岡学園は、中軸の2年生がぶれない強さ。佐藤嘉剛監督は「1年生の試合運びなど全国へ向けての課題も出たが、2年生がしっかりとした仕上がりを見せてくれた」と及第点を与えた。

 新年になり、部の周囲に発熱者が出たことなどから感染対策のため、道場で十分に練習ができた日は丸1日だけという状況。だが、九州新人個人(昨年11月)優勝の甲斐と準優勝の頬椶貫禄を感じさせる内容でチームを支えた。

 「トレーニングはできていたので不安はなかった」。甲斐は準決勝で開始12秒に内また、決勝は10キロ以上重い相手に足技からの抑え込みと、立ってよし、寝てよし。リードを奪う一本勝ちとした。

 「お前が一番手(エース)になればチームは日本一を狙える」と、監督から期待を掛けられてきた超級の頬棔6綵新人、今大会の個人戦で自信を深め、「リラックスして臨めた」。団体は2試合とも鮮やかな内またで一本勝ち。

 同じ2年生で超級の工藤悠祐も2試合きっちり白星を収め、全国への挑戦権を手にした。

 「練習からしっかりと声を出し、盛り上げていく」と言葉がそろった2人。甲斐は「絶対的なポイントゲッターになる」。頬椶蓮崋分が取るかどうかがチームの勝敗につながる」。自覚を持ち、夢の日本一を追い掛ける。


◇西川史悠(66キロ級)
決勝は投げきることはできなかったが、しっかり攻めることを意識した。全国は優勝を目標に、これからしっかりと技を磨いていきたい。

◇黒木光輔(73キロ級)
厳しい試合が多かったが、しっかり勝つことができて良かった。力不足があると感じたのでもっと練習し、1勝でも多く勝てるようにしたい。

◇甲斐大詩(81キロ級)
自分の得意な形に持っていき、得意な技で投げられた。初戦がポイントになるので、試合前のアップなど入り方を意識して、団体、個人ともに優勝を目指す。

◇頬寨翔(無差別級)
高校になって初めて個人で優勝できた。自分が組み勝つことを意識した。技のパターン、決定力を磨き、個人、団体で日本一を目指す。

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