高校入試合格願い、落ちないりんご

門川中３年生１６２人に贈る−町商工会と県北法人会支部

　高校入試の合格を願って、門川町商工会（安田厚生会長）と県北法人会門川支部（原田広文支部長）は１８日、町立門川中学校（隈元正敬校長）の３年生１６２人へ、合格祈願の縁起物とされる青森県藤崎町産の「落ちないりんご」を１人１個ずつ贈った。

　「落ちないりんご」は、青森県を襲った１９９１年の台風１９号による暴風で傷付きながらも耐え抜いたリンゴを、合格祈願の縁起物として商品化したもの。門川町商工会と藤崎町商工会の交流をきっかけに１１年前から毎年、町内の中学３年生に贈られている。

　安田会長、原田支部長ら関係者は同日朝、学問の神様として知られる菅原道真公を祭る同町の尾末神社を参拝し、「落ちないりんご」に願を掛けた後、町内唯一の中学校である同校へ届けた。

　安田会長は「地域の皆さんから見守られていることを忘れないでほしい」とあいさつ。代表して受け取った南原莉心さんは「不安もあるが、助産師になるという夢に向かって頑張りたい」、伊藤実花さんは「面接の時、はっきりした声で答えられるよう練習を頑張りたい」と、それぞれ意気込みを語った。

　県内の私立高校の入試は２５日から。県立高校の推薦入試は２月２日、一般入試は３月７、８日に行われる。