本紙掲載日:2023-01-23
(7面)

ふるさとへの思い堂々と

壇上で1人ずつ意見を発表する児童生徒
見守った家族らから拍手が送られた

新春子どもの声を聞く会−門川町

 子どもたちのふるさとへの思い、将来の夢に耳を傾ける門川町の「第15回新春子どもの声を聞く会」が14日、町総合文化会館であり、町内の児童生徒5人が堂々と発表した。町教育委員会主催。

 新原とも子教育長は「ふるさとの良さに気付き、誇りと愛着を持って将来の夢を語る子どもたちの成長に拍手を送ってほしい」とあいさつ。5人は家族らが見守る中、1人ずつ壇上に立った。

 平山暖乃香(ののか)さん(門川小5年)は「もっと素晴らしい門川町にしていくためには、私自身の心掛けも必要」とし「自分から率先して動いたり、周りの人に声を掛けたりする経験をたくさん重ね、立派ですてきな大人になりたい」と発表。

 「将来の夢は映画監督」という松崎永(はるか)さん(草川小5年)は、同町を舞台に制作される特撮ヒーロー映画「天尊降臨ヒムカイザー・ザ・ムービー」(今年夏公開予定)で、助監督の仕事を体験できるチャンスをつかんだことに触れ「夢のゴールは映画監督になり、門川町に恩返しをすること」と力を込めた。

 人と人、伝統文化、自然とのつながりに気付いた横山こころさん(五十鈴小5年)は「大好きな門川町の一員として、宝物である『つながり』の大切さを伝え続ける大人になる」。

 「五感をフルに使うことのできる仮想世界を開発し、門川町の魅力を世界に伝えていきたい」と夢を抱く岩田康孝さん(門川中2年)は「その実現のため今、将来このプロジェクトに参加してくれる仲間を中学校で募っている」と明かした。

 5歳まで福岡県で暮らしていたという坂口咲蘭(さら)さん(門川高2年)は「自然と人の魅力を肌で感じ、私らしく過ごせることのできる門川町こそ私のふるさと」と発表した。

 山室浩二町長は一人一人の意見に対して講評。「ふるさとを思い、一生懸命に発表する姿に心を打たれた。皆さんの存在が門川町の大きな原動力になる」とたたえた。

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