本紙掲載日:2023-01-24
(2面)

延岡地区が7連覇−団体の部

県溶接技術競技会−個人2部門は県北勢4人入賞

 第66回県溶接技術競技会の表彰式は17日、宮崎市佐土原町の県工業技術センターであり、県北関係ではアーク溶接の部準優勝の小野毅さん(池上鉄工所)ら4人が入賞した。団体の部では延岡地区が優勝し、7連覇を果たした。

 競技会は昨年11月に行われ、県内7地区の代表39人(アーク溶接の部17人、半自動溶接の部22人)が出場。第53回九州・沖縄地区競技会(7月2日、本県)と第68回全国競技会(11月12日、茨城県)の切符を懸けて争った。

 アーク溶接は、長さ40センチ程度の溶接棒に電気を流し、溶かしながら金属同士をつなぎ合わせる溶接法。半自動溶接はアーク溶接の一種で、溶接棒の代わりにワイヤを機械的に供給する溶接法。

 審査は県溶接協会などが見た目や強度などを基準に行い、アーク溶接と半自動溶接の部それぞれ優勝、準優勝、優秀賞などの受賞者6人、今年度新設された女子の部の優勝者1人を選んだ。

 式では、入賞者に賞状などを授与。各地区の競技会におけるアーク、半自動溶接の部の優勝者らの合計得点で争う団体の部は、延岡地区が制し、代表で県溶接協会延岡地区分会の山田耕一分会長(山田工業社長)が優勝旗などを受け取った。

 山田さんは「連覇し続けられるよう、若手育成にも一層取り組んでいきたい」と抱負。九州・沖縄地区競技会への出場が今年で3回目という小野さんは「地元開催で地元勢が優勝していない。九州チャンピオンを目指して頑張りたい」と話した。

 県北関係の入賞者は次の通り(敬称略、いずれも第53回九州・沖縄地区競技会に出場)。

【アーク溶接の部】
準優勝=小野毅(池上鉄工所)▽優秀賞=長野秀樹(山田工業)▽優良賞=岩佐航洋(池上鉄工所)

【半自動溶接の部】
優良賞=甲斐旬(向陽プラントサービス)

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