本紙掲載日:2023-01-24
(2面)

障害者の生涯学習を考える

障害者の生涯学習に関わる取り組みを発表する県立延岡しろやま支援学校高千穂校の藤元教頭

共生社会の実現へ「ひなたのつどい」−県

 県は21日、宮崎市の県教育研修センターとオンラインで、共生社会の実現を目指すイベント「ひなたのつどい」を開いた。学校や福祉団体職員ら162人が参加。各団体の実践報告などを通して、障害者の生涯学習について考えた。

 イベントでは、生涯学習の機会拡充に取り組む3団体が活動内容を報告。日向市地域福祉コーディネーター連絡会は、障害者らとの交流活動を説明し、「学習プログラムがあるだけでは(障害者の)参加は見込めない」などと今後の課題を挙げた。

 県立延岡しろやま支援学校高千穂校の藤元龍哉教頭は、同校と高千穂高の生徒が合同で神楽を披露した取り組みを発表。「共生社会の実現へ向け、生涯学習支援の重要性を改めて知ることができた」などと活動を振り返った。

 この日は「つながる」をテーマにプログラムが進められ、医療的ケア児らの母親でつくる日向市のteとteママの会をはじめとした障害児者に関係する県内団体の紹介、学校教諭や学生らとのトークセッションも行われた。

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