本紙掲載日:2023-01-24
(9面)

高千穂男子2年ぶりV

第23回県高校選抜剣道大会

◆3月の全国大会へ

 第23回県高校選抜剣道大会は22日、宮崎市のひなた武道館で行われ、男子団体は高千穂が2年ぶり11度目の優勝を果たし、3月26〜28日に愛知県で開かれる全国大会出場を決めた。

 大会は県新人大会の上位8校が出場。全国選抜の出場枠は男子2で女子1。4校に分かれて予選リーグを行った後、男子は各パートの上位2校による決勝トーナメント、女子は各パート1位による決勝で頂点を争った。

 男子の高千穂は準決勝で日章学園を3―1で制し、全国大会の切符を獲得。宮崎日大との決勝は先鋒(せんぽう)の細川遥雅、次鋒の今西輝、大将で主将の矢野好輝が勝利し、新人戦のリベンジを果たした。

 県北勢の結果は本紙へ。


◆大将矢野冷静に勝負強く−高千穂

 高千穂男子は、大将の矢野が勝負強さを発揮。今季初タイトルで全国の切符を手にした。野口貴志監督は「準決勝もどっちに転んでもおかしくなかった。予選から苦しい試合が続いたが、よく乗り越えてくれた」と選手をねぎらった。

 今季は練習試合などを含め、決勝で敗れる大会が続いたという。主将で大将も務める矢野は、その責任と重圧を背負った。一から鍛え直そうとするも、左肩のけがで思うような練習ができなかった。だが、前を向いた。

 精神面を鍛えようと、日常生活から自分を律したことが勝負どころにつながった。準決勝、決勝ともに仲間がつなぎ、2―1。負けなければという重圧のかかる場面で登場した。

 準決勝は持ち味の攻めのスタイルに「我慢強さが身に付いた」。焦らず辛抱し、好機を逃さず一本勝ち。

 決勝は新人大会で敗れた宮崎日大と。雪辱を果たそうと闘志を燃やしながら、冷静さは失わない。きっちりと決定打を許さず。一本を奪って、激戦宮崎の頂点に立った。

 次は全国大会。矢野は「一戦一戦勝利を重ねたい」と、淡々と語った。

その他の記事/過去の記事

印刷には対応しておりません。
当サイトは、閲覧のみになります。

写真の販売:https://stg-yukan-daily.epitas.com/provider/
写真販売所ガイド:https://yukan-daily.co.jp/photo-guide/page/