本紙掲載日:2023-01-25
(9面)

4年ぶり日之影町駅伝

一般の部は宮水公民館がV

◆小学は宮水ク、中学は日之影のミサイル

 「第52回日之影町駅伝競走大会」は22日、日之影町七折の癒しの森運動公園グラウンドを発着点とする周回コースであり、一般の部は宮水公民館が優勝。小学生の部は宮水クラブ、中学生の部は日之影のミサイルが制した。町スポーツ協会(本田達弘会長)主催。コロナ禍や悪天候の影響で4年ぶりの開催だった。

 小学生の部4チーム、中学生の部5チーム、一般の部8チームの計136人が出場。小学生は10キロ、中学生と一般は14キロを8区間に分け、たすきをつないだ。個人で競うタイムトライアルや親子ジョギング(距離はどちらも1キロ)もあった。

 結果は本紙へ。


◆旭化成延岡が陸上教室-大会のゲストランナー

 大会のゲストランナーを務めた旭化成延岡陸上部(須田雄也監督、9人)による陸上教室も開かれた。参加者は、九州実業団駅伝などにも挑戦するハイレベルな選手たちから、ストレッチや競技への取り組み方を学んだ。

 同部は例年、2月の南九州駅伝に向けた事前合宿を日之影町で行っている。今回、4年ぶりの大会に多くの参加者を募る同町から協力依頼があり、スポーツを通して明るく豊かなまちづくりを目指すなどの趣旨に賛同。合宿受け入れへの感謝も込め、初めての教室開催となった。

 教室では、肩回りを柔らかくして肺に酸素を取り込みやすくする運動や下半身の動きづくりにつながる動的ストレッチ法を伝授。十分に距離を空けて並んだ参加者の中に選手が交ざり、和気あいあいと実践した。

 質疑応答では、子どもたちから食生活や日頃の練習、大会に向けた心構えに関する質問があり、「大会前は鉄分を多めに摂取する」「走り込んできた自分を信じてスタートラインに立つ」などと丁寧に答えた。

 日之影中陸上部の松本彪雅さん(15)は「(競技中に)並走してもらう瞬間があり、ペースの速さに驚いた。プロを目指しているので教わった内容がとても参考になりました」と笑顔だった。

 旭化成延岡陸上部の小川俊也さん(19)=延岡商業高出身=は「小学校から陸上を続けています。タイムが伸び悩んで辞めたくなったこともありましたが、諦めずに頑張った結果が今につながっている。子どもたちにも諦めず挑戦してもらいたいです」と話した。

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