本紙掲載日:2023-01-30
(7面)

県北アーティストの多彩な作品並ぶ

昇慶さん、光SUn業の「母と子の光り展」

◆2月3日まで−延岡・虎彦サロン

 日向市在住の墨アーティスト、昇慶(本名・中村慶)さんと、共に創作活動をしている仲間たち「光SUn業(ひかりさんぎょう)」による作品展「母と子の光り展〜姫神たちの光り」が、2月3日まで延岡市幸町の虎彦サロン(風の菓子虎彦内)で開催されている。観覧無料。開場時間は午前9時〜午後7時、最終日は同5時まで。

 昇慶さんは大判の和紙や色紙に、母性を象徴する光を金色の墨で描いた作品をメインに出品。また、光SUn業の陶房六峰さん=日向市=は子ども用の小さな食器を集めた「お食い初めセット」や陶器のひな人形、chou☆chouさん=宮崎市=は親子ペアの布草履、アトリエDoccawithアーサさん=日向市と延岡市=は医療用のガーゼを素材にした産着やカシミヤのネックウォーマー、mican.sunさん=宮崎市=は色とりどりの糸で表現した「糸かけ曼荼羅(まんだら)」、言霊得余さん=日向市=はさをり織りの筆文字を出品。多彩な作品が訪れる人たちを楽しませている。

 いずれも母親が家庭で営む手仕事の一つとしてとらえ、日常生活の中にある愛情を、それぞれの作品に昇華させている。

 「コロナ禍や戦争といった、厳しい時代だからこそ、お母さんの思い、お母さんへの思い、そして自分の命も他人の命も同じように尊ぶことが大切だと思い、テーマにしました」と昇慶さん。

 一作年、母・邦恵さんを亡くした昇慶さん。その翌月の自身の誕生日に、改めて感じた両親の〃光〃を、銀色の陰(父)と金色の陽(母)で表現した太極の作品も中央に展示している。昇慶さんのカレンダーや色紙のほか、仲間たちの作品も即売する。

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