本紙掲載日:2023-01-30
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県警察学校−初任科長期・第84期生が卒業

県警察学校の初任科卒業式(27日、同校)

期待と信頼に応えたい

 県警察学校(福永光宏校長)の初任科卒業式は27日、宮崎市の同校であり、10カ月の教養を修了した18〜35歳の長期第84期生26人(男性17人、女性9人)が、課せられた使命と職責の重さを再認識し、警察官生活の第一歩を踏み出した。

 初任科生は昨年4月1日付で採用され、寮で生活をしながら基礎教養や法学などを学び、柔道、剣道、逮捕術などの訓練を修了。今後は職場実習生として4カ月間、交番勤務などを経験した後、再入校し3カ月の教養を受ける。

 山本将之県警本部長は「交番は地域警察の象徴であり、住民と身近に接する警察の顔。治安の最前線を担うことを覚悟してほしい」などと訓示。福永校長は「県民の心が安らげるような心に届く職務を遂行してほしい」と期待した。

 代表して延岡署に配属される稲見悠志巡査(27)=宮崎市出身=が「小さな犯罪も見逃さない正義感と困っている人に自ら手を差し伸べられる優しさを持ち、県民の期待と信頼に応えたい」と力強く答辞を述べた。

 日向署配属の尾前雄大巡査(35)=日向市出身=は「制服を着ている以上、市民の方には新人など関係ない。できることにもできないことにも全力で取り組み、強くしなやかな警察官になりたい」と話していた。

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