本紙掲載日:2023-01-31
(2面)

文化奨励賞に1団体3個人−延岡RC

延岡ロータリークラブから文化奨励賞を受けた(左から)延岡高校かるた部の甲斐洸太郎部長、植野訓さん、植野識さん、深田奏さん

かるた、書道、神楽で活躍

 延岡ロータリークラブ(牛島宏会長)は25日、延岡市内の1団体3個人に文化奨励賞を贈った。受賞したのは、団体の部が延岡高校かるた部(甲斐洸太郎部長、31人)、個人の部が植野訓さん(旭中3)、植野識さん(同)、深田奏さん(南中3)。

 延岡高校かるた部は、2021年から2年連続で小倉百人一首競技かるた全国高校選手権に出場。また、昨年は第46回全国高等学校総合文化祭東京大会に部員2人が県代表として出場した。

 姉妹の植野訓さん、識さんは幼少期から書道に親しみ、共に県教育書道展や県北教育書道展、青島神社教育書道展などさまざまな書道展で入賞。訓さんはボランティア活動やピアノ演奏、識さんは英会話やドイツ語学習にもそれぞれ意欲的に取り組んでいる。

 深田さんは5歳で大峡神楽に興味を持ち、小学1年生の時から練習のため大峡町に通い始め、6年生の時には延岡神楽の主な九つの舞を習得。現在も大峡神楽の最年少舞い手として活躍している。

 表彰式は、同市紺屋町のエンシティホテル延岡で開かれた同クラブ例会に合わせて行われ、牛島会長が受賞者に賞状と奨励金を手渡した。

 延岡高校かるた部を代表して出席した甲斐さんは「部の活動が文化発展に貢献できたことはとても光栄」、訓さんは「書の技術をさらに向上させながら、お世話になった人に恩返しできる大人になりたい」、識さんは「書から波及する学びは宝物。書はもちろんさまざまなものに挑戦し、学びを深めたい」、深田さんは「これまで以上に地元文化の継承に尽力していく」とそれぞれ喜びや今後の意気込みを語った。

 文化奨励賞は、同クラブが創立40周年を記念して1994年に創設。市内の中高生を対象に、美術や音楽部門などで優れ、地域社会の文化の向上に貢献した個人、団体を毎年表彰している。

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