本紙掲載日:2023-02-01
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延岡西日本マラソン−12日午前8時35分号砲

3年ぶりの延岡西日本マラソンの概要を発表した(右から)末次旭化成延岡支社長、寺村テレビ宮崎社長、読谷山市長=1日午前、延岡市役所

午後から午前へ−3年ぶり、再スタート

◆感染対策−声援ではなく応援を

 第61回延岡西日本マラソンは、12日午前8時35分から延岡市役所前を発着点に日向市原町を折り返す42・195キロの日本・国際陸連公認コースで行われる。例年、午後だったレース時間を風の影響が少ない傾向にある午前に繰り上げて3年ぶりの開催となる。1日午前の会見で読谷山洋司延岡市長は「新たな再スタート。パリ五輪につながるような好記録で大会の注目度が高まれば」と期待を寄せた。

 大会は市制施行30周年を記念し1963年にスタート。九州3大マラソンの一つで、広島日出国さん、宗兄弟など後に世界の舞台で戦うトップアスリートの登竜門として知られている。

 過去2大会は新型コロナの影響で中止。今大会は出場選手の規模を縮小、感染対策の上で開催。近年は700人だったエントリー選手は303人でうち女子が17人となった。

 今回からジャパンマラソンチャンピオンシップシリーズ男子グレート3、2024年パリ五輪マラソン日本代表選考会につながるワイルドカード対象大会に位置付けられた。

 招待選手はペースメーカーの1人を除き、実業団10選手。旭化成からは、4度目の優勝を目指す松尾良一選手、2時間8分台の記録を持つ村山謙太選手、飛躍を期す仲村尚毅選手、國司寛人選手、一般出場で山本修二選手が初マラソンに挑む。

 市役所第1駐車場にはマラソンプラザを設置。UMKが九州5局で生放送、九州2局で中継録画放送し、BSフジで全国に向けてダイジェストを放送する。約500人のボランティアを含む700人規模のスタッフが運営に当たる。

 1日午前、延岡市役所で大会名誉会長の読谷山市長、テレビ宮崎・寺村明之社長、特別協賛社・旭化成の末次稔延岡支社長が会見を開いた。

 読谷山市長は「沿道ではマスクを着用し、声援ではなく、拍手などで温かい応援を送ってほしい。開催時間の変更で交通規制も変わる。理解、協力をお願いしたい」。

 末次支社長は3年ぶりの開催に感謝し、「サッカーW杯やWBCなどでスポーツの素晴らしさを体感している中、大会を通じて地域活性化に貢献できれば」と話していた。

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